ドローンのプロジェクトがKickstarter運営から停止通告。しかし疑問も・・ FLYBi

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FLYBiというドローン(小型無人ヘリ)のプロジェクトが、Kickstarterに掲載されていました。2015年12月です。
このプロジェクトが、実写風CGをプロジェクトのページに載せたとして、Kickstarter運営からプロジェクト停止通告を受けました。

プロジェクトの内容

まずFLYBiがどういうものだったのか、簡単に説明します。FLYBiはドローン(小型無人ヘリ)です。短く言うと、ラジコンヘリです。
flybi2.jpg
大きな特徴は、ゴーグル型のディスプレイで操作できることです。FLYBiはカメラがついており、FLYBiが見ている景色を操作している人もみることができます。鳥のような視点ですね。
さらにFLYBiは、首の動きに連動してカメラの向きも変わります。前に進みながら横を眺める、なんていうことができます。ここが今までにない、新しい部分でした。
flybi3.jpg
お金は940万円集まっていました。

何が起こったか?

プロジェクトを掲載してから支援が集まり、目標額も突破していました。しかし2015年12月29日、Kickstarter運営から次のような通告を受けました。

審査の結果、当該プロジェクトはKickstarterのルールに違反しているということをお知らせしなくてはなりません。
プロジェクト掲載開始時に連絡できなくて申し訳ありません。しかしながら、48時間以内にプロジェクトは停止されます。
この措置が全員にとって理想的でないことは承知しております。

原文はこちら。
https://www.kickstarter.com/projects/advancerobotix/flybi-first-drone-with-virtual-reality-goggles/posts/1454617
suspended(停止)というのは、Kickstarterでは一時停止ではありません。復活不能です。またこの文面では、問答無用で停止される、という内容になっています。何か手続きを行えば防げる、ということは書かれていません。
これを受けてプロジェクト責任者は、自主的にプロジェクトをキャンセルすることにしました。プロジェクトから運営に理由を問い合わせたところ、以下の内容の返信が来ました。2015年12月30日です。

Kickstarterのルールでは、実際に動作する試作品を明確に提示することが必要です。また実写風のCGを使うことはできません。
試作品が実際に動作している動画を加え、実写風のCGは全て除去することをお願いします。48時間以内に対応がなければ、プロジェクトは停止されます。

長いので要約しています。原文はこちら。
https://www.kickstarter.com/projects/advancerobotix/flybi-first-drone-with-virtual-reality-goggles/posts/1455699

何が問題だったのか?

今回問題になっていることは、以下の点です。
・実際に動作していることを明確に示す
・実写風のCGは載せてはいけない
動作している場面ですが、これはプロジェクトの動画に入っています。例えば以下の場面です。
flybi4.jpg
飛行の安定性、操縦しやすさについては不明ですが、動いていることは動いています。
ただ、首を動かすと、ドローンも同時に動く、というところが両方同時に写っている場面はないようです。この点は少し弱いかもしれません。バラバラに写っている場面はありますが、これは編集でも作れてしまいます。重箱の隅をつつくような話ですが・・。

実写風CG

次に実写風CGについてです。運営からは具体的にどの画像だ、というのは提示されません。
どれがよくなかったのかは推測になりますが、例えば以下の画像でしょうか。実写なのかCGなのか、よくわかりません。
flybi6.jpg
次のものもCGのように見えるかもしれません。ただカメラの配線の部分からみて、これは本当に実写だと思います。白い背景は、写真撮影用の道具として普通に手に入ります。
flybi7.jpg
画像を見ている限り、実写風CGというのはさほど見当たらないように思えますが・・。
https://www.kickstarter.com/projects/advancerobotix/flybi-first-drone-with-virtual-reality-goggles

運営の判断は妥当か?

flybi8.jpg
今回の運営側からの手続きではまず、
・48時間以内にプロジェクトを停止させる
という連絡が来ました。そのあと
・48時間以内に対応しなければ、プロジェクトを停止させる
という連絡が来ました。これは順番が逆ではないでしょうか。先に「対応がなければ停止」の連絡をするべきではないかと思います。
そもそも問答無用でプロジェクトを止めるほどまずい内容だったようにも思えません。実演動画もあれば、実写だとわかる画像もありました。
プロジェクト側の主張を聞いている限りだと、運営の手違いのように思えますが・・。
ただ今まで述べたことは、全てプロジェクト側の主張に基づいています。運営側にも言い分はあるかもしれません。そちらも聞かないとよくわからないですが、詳細な説明はないので不明です。
運営が詳しい説明をしないのは、抜け穴を作られないようにするためだ、という説もあります。そうかもしれません。

まとめ

・ドローンのプロジェクトが、運営から停止通告を受けた
・理由は、動作する試作品が提示されていなかった、または実写風CGが使われた
・運営の手違いかもしれないが、断言もできない

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