Pulse(パルス)は、一眼レフとミラーレスカメラで早送り撮影(タイムラプス)したり、スマホからシャッターを押すことができるグッズです。
一眼レフとミラーレスカメラ用なので、そもそもそれらを持っている人でないと無意味なグッズです。しかし人を選ぶグッズにもかかわらず9480人から約1億円集まっています。SNSの発展でカメラを趣味にする人が増えたかのでしょうか。
使い方
開発元のAlpine Labsは、以前にもKickstarterでカメラの早送り撮影グッズを掲載していました。下の写真でカメラの下に置いてあるのがRadian 2です。
今回のPulseは別機能版になります。
Pulseは、カメラのストロボレール部分にセットします。
するとスマホアプリから、露出などカメラの設定を操作できます。
PulseとスマホアプリはBluetoothで接続されているので、離れたところからカメラを操作することができます。
プレビュー画面もスマホから見ることができます。ただしプレビューは静止画です(撮った後の画像がスマホに表示される)。
Bluetooth Low Energy(低電力版)の転送能力だと、動画をリアルタイムで送る余力がないとのことです。
そして早送り動画(タイムラプス)を撮影することができます。
暖かいテントの中から自然を撮影する、なんてこともできます。
タイムラブスで撮った動画はこちら。
さらにタイムラプス撮影中に、カメラの明るさ設定(露出)を変えることもできます。夕暮れから夜に変わる場面を撮影する場合、カメラの設定も変えなくてはきれいに写りません。しかしカメラに触ってしまうと動画がブレてしまいます。
そこでPulseでは、撮影中に手を触れずに設定を変える機能がついています。下の写真は夕暮れですが・・
夜になって暗くなっても、ブレずにきれいに撮影できています。人間の目は自動で明るさの補正を行ってくれるので普段意識しませんが、カメラではこういった調整が必要になります。
夕暮れ時を撮った動画はこちら。スムーズに切り替わっています。
リモートシャッター
タイムラプス動画だけではありません。スマホからシャッターを切ることもできます。
集合写真もばっちり撮れます。タイマーと違ってスマホからどう写っているかプレビューを見ることができるので便利です。
ロングシャッタースピード(長時間撮影)の撮影にも対応しています。
さらに動画撮影もスマホからオン、オフすることができます。カメラのレリーズポート(シャッター制御コネクタ)ではこのようなことはできませんが、USBで操作しているためいろいろなことが実現できたとのことです。
対応機種
カメラとはUSBで接続します。スマホとはBluetooth Low Energy、対応OSはiOSとAndroidです。
対応機種は次の通りです。
キヤノン:
1D C, 1DX, 1D Mark III, 1D Mark IV, 1Ds Mark III, D, 5Ds, 5Ds R, 5D Mark II, 5D Mark III, 6D, 7D, 7D Mark II, 30D, 40D, 50D, 60D, 70D,100D, 400D, 450D, 500D, 550D, 600D, 650D, 700D, 750D, 760D, 1000D, 1100D, 1200D, Rebel SL1, XS, XSi, XT, XTi, T1i , T2i, T3i, T3, T4i, T5, T5i, T6i, T6s
EOS Mシリーズはカメラ側の機能制限のため非対応です。
ニコン:
D1, Df, D1h, D1X, D2X, D3, D3s, D3X, D4, D4s, D40, D40X, D60, D80, D90, D200, D300, D600, D610, D700, D750, D800, D810, D810A, D3000, D3200, D5000, D5100, D5200, D5300, D5500, D7000, D7100, D7200
パナソニック:
GH4
ソニーのカメラは、USB側から画像をカメラに保存できないため、非対応です。ソニーに要望を出して欲しい、とPulseの開発元は言っています。
まとめ
お値段は、$74+送料$20で、$94(約11,500円)です。
2015/12/12まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/alpinelabs/pulse-your-camera-upgraded
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