フランスにおけるクラウドファンディングサイトの特徴とは?

kisskiss admin




クラウドファンディングというとKickstarterが有名です。しかしそれ以外にも各国ごとに違うサイトがあります。日本ではReadyFor?などがありますが、フランスにも同じようにいくつかあります。

フランスの大きなクラウドファンディングサイトは、KissKissBankとUlule(ウルル)の二つです。細かいサイトはもっとあります。どちらもKickstarterと同じ予約注文型の形態です。

KissKissBank(キスキスバンク)

kisskiss

KissKissBankが規模としてフランスで最大だと思います。サイトの一番上にも「ヨーロッパにおけるクラウドファンディングのリーダー」と自ら書いてあります。

現在(2015/3/1)まで12,913件のプロジェクトに対して、2700万ユーロ(約36億円)の資金が集まりました。資金の規模ではやはりKickstarterやIndiegogoの方が大きいです。Kickstarterは現在までで15億ドル(約1700億円)も集まっています。KissKissBankは1/50ぐらいの資金規模ということになります。

KissKissBankのジャンル

扱っているジャンルは以下のようなものがあります。Kickstarterもそうですが、クリエイティブなものであればジャンルの縛りはありません。技術的なものから本の出版までいろいろです。

・アート
・デザイン
・食べ物
・ゲーム
・ジャーナリズム(ドキュメンタリーなど)
・音楽
・技術

盛んなジャンルは音楽や、本の出版などです。技術系の製品は言語があまり関係なく、IndiegogoやKickstarterに出した方がお金が集まるので、そちらに流れているのだと思います。

逆に、音楽や本、ドキュメンタリーは言語や文化の影響が大きいので、例えば英語圏の人がプロジェクトを見てもピンとこないです。そのあたりにフランス独自のサイトという意味があるのではないかと思います。

ulule(ウルル)

ulule

ulule(ウルル)もフランスのクラウドファンディングサイトです。KissKissBankと規模はほぼ同じです。現在まで7549件のプロジェクトに対して、2600万ユーロ(約34億円)集まりました。

ulule2

トップページにフランスの地図が表示されており、地域別にプロジェクトを見ることができるようになっています。国際的なサイトを目指すのではなく、フランスに特化していることがうかがえます。前述の通り、地域性のないプロジェクトだとIndiegogo等に勝てないからだと思います。

ululeのジャンル

ululeからジャンルごとに集まった金額のデータが公表されています。パーセンテージに直すと以下のようになります。

・映画 24%
・音楽 13%
・環境保護やチャリティーなど 12%
・出版、ジャーナリズム 9%
・スポーツ 6%
・演劇 6%
・ゲーム 5%
・アートと写真 4%
・手芸と料理 3%
・技術 3%
・ファッションとデザイン 3%
・漫画 2%
・教育 1%
・歴史活動 1%

KissKissBankと同じく、映画や音楽などが活発です。音楽も歌詞は言語依存ですし、どういう曲がうけるかは国によって差がかなりあります。フランス特有のサイトでこういったジャンルが盛んなのは、うなずける話だと思います。

一方でKickstarterとIndiegogoではあれだけ注目を集めている技術ジャンルは、ululeでは全体の3%にすぎません。ゲームもKickstarterで盛んですが、こちらもululeでは5%になっています。これは対照的な点です。ちなみにKickstarterとIndiegogoでは資金ランキング上位の6割かそれ以上を、ゲームと技術で占めています。

まとめ

・フランスにも独自のクラウドファンディングサイトがある。
・規模としてはKickstarter/Indiegogoの方が遙かに大きい。
・フランス語特有のプロジェクトは結構盛んである。

【参考】Kickstarterで支援時、必ず知っておくべきこと


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