59cm x 43cmを扱えるレーザーカッター&レーザー彫刻機、Raspberry PiとArduinoを使用 Mr Beam(ミスタービーム)

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Mr Beam(ミスタービーム)は、レーザーで紙やアルミホイルを好きな形に切り抜ける装置です。また、木の板の上に彫刻を施すこともできます。レーザーカッターと言われる装置です。
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レーザーカッターは既に市販品として存在します。このMr Beamの違うところは以下の通りです。
・安い
・手軽にすぐ使える
・サイズがそこそこ大きいものも切り抜ける。Mr Beam大型版は59cm x 43cm
弱点としては次のものがあります。
・出力が小さい。木の板は切断できない。

用途

用途としては、紙やフェルトを切って手作りグッズの飾りに使う、などがあると思います。あるいは、市販品の財布にレーザーで彫刻する、ということもできそうです。
レーザーの出力が低いので、これで椅子を作ったりすることはできないです。その代わり、使用時の危険度が比較的低いです。
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木の箱の上をレーザーで彫ったもの。なかなか渋い感じになりますね。
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これも木だと思います。
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フェルト(ゴム?)を切り抜いたところ。きれいに切れますね。
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こちらは厚手の紙。

比較

同じようなものがKickstarterにも既にあります。MicroSlice(マイクロスライス)
MicroSliceは切断できる物体のサイズが小さいです。しかしレーザーのパワーはMr Beamより強いです。

構造


動画の途中で切り抜いている場面が出てきます。
制御にはRaspberry PiとArudinoを使用しています。ユーザーから入力を受け付けるウェブサーバーの部分はRaspberry Piで作っています。
モーターとレーザーの制御にはArudinoを使っています。
Raspberry PiとArudinoは、どちらもクレジットカードぐらいの大きさの小型コンピューターです。どちらか片方だけでもレーザーカッターは実現可能だとは思います。Arudinoを使っているのは、既存のライブラリ(Arduinoのソフトウェア)が便利だから、ということみたいです。またRaspberry Piを使っているのは、ウェブサーバーを建てるのが簡単だからだと思います(Linuxなので)。

対応素材

対応している素材は以下の通りです。左側のcutが切断可能で、右側のengraveは溝を掘ることが可能という意味です。
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木が切断できないというのが大きな点です。レーザーの出力が低いので切れないということだと思います。たぶんペラペラ(2mmぐらい)の板なら切れると思いますが。
表では肉(笑)も切れないと書いてますが、これはどうでもいいと思います。
 
2014/6/7まで出資受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/mrbeam/mr-beam-a-portable-laser-cutter-and-engraver-kit

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