ニキシー温度計を作っていた人が今度はニキシーオーディオスペクトラム計を作った IN-9 Nixielyzer

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IN-9 Nixielyzerは、オーディオのスぺクラムアナライザーです。
スぺクラムアナライザーは、高い音や低い音がどれだけの音量なのかをしらべるための装置です。音の調整をするイコライザーとともに、表示に使われることが多いです。今ならスマホのプレイヤーアプリで簡単に見ることができます。
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これをニキシー管というレトロな表示装置で実現するのがこれです。背面にはオーディオ端子がついているので、ここにCDプレイヤーなどをつないで使いま。
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するとニキシー管が…
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音の高さ(周波数)ごとにどれだけの音量でなっているか、縦方向のバーで表示してくれます。
他に何か機能があるかというと、実のところこれだけです。スマホアプリで簡単にできることをあえてニキシー管で表示しようという、ニキシー管マニアのためのグッズです。
ニキシー管は液晶が普及する前に一部で使われていた表示装置です。今となっては過去の遺物ですが、このアナログなデザインに独特の良さがある、ということで、ごく一部のマニアに今も愛好されています。
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IN-9 Nixielyzerの前に、同じ開発元がEM800というスペクトラムアナライザーを作ってKickstarterに載せていました。EM800で表示方法を変えられないかという問い合わせが多数あり、今回ニキシー管を表示方法にしたスペクトラムアナライザーを作ることになりました。
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ニキシー管自体はアルゴンガスを使ったものとネオンガスのものがありますが、在庫と発注の関係でIN-9 Nixielyzerではネオンのみ提供するとのことです。アルゴンの方は作者のホームページから注文すれば受け付けるとのことです。
ニキシー管の発注はロシア又はウクライナのメーカーに行うとのことですが、今でも古い機器のメンテナンス用にニキシー管が製造されているのでしょうか。
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作者の方はニキシー管が大好きなようで、温度計まで作っています。そもそも気温を測るだけならニキシー管以前に、電源すら不要です。わざわざこんなまどろっこしいことをする人がいるというのも、なかなかすごいですね。
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まとめ

お値段は組み立てキットが、€179+送料10で、€189(約22,300円)です。
2019/8/25まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/nt-smd-rgb/audio-spectrum-analyzer-with-in-9-tubes-called-nixielyzer

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