USB2GOは、Androidにセンサーなどを取り付けるための変換用機器です。AndroidのUSBポートにさして使います。
USB2GOの上にはGPIO、ADC、PWM、UART、I2C、SPIなどのコネクタがあり、Android上のJavaプログラムからこれらのコネクタを制御することができます。それらのコネクタには、温度センサー、赤外線イメージセンサー、オシロスコープなどをとりつけることができます。PWMを通してモーターの制御も可能です。
図でかくと、こういった感じです。
Android <-USB-> USB2GO <-I2C-> 温度センサーなど
USBに直接取り付けられる温度センサーというのもありますが、あまり一般的には売ってないです。自力でAndroidにセンサーを取り付けようとすると、センサーのコネクタI2Cなどと、AndroidのコネクタUSBを変換する必要があります。このUSB2GOだとそのあたりをやってくれるので、非常に楽だというわけです。
構造
ARM Cortex-M3が搭載されています。駆動するための電源はAndroidのUSBからとっています。AndroidなしでUSB電源をつないで動作させることも可能です。
AndroidからI2Cなどを制御するために、Javaで使えるAPIが用意されています。非常に便利ですね。
以下のソースはGPIOを制御するサンプルです(Android Studioの画面)。非常に簡単ですね。
起案者が作ったAndroidのサンプルアプリケーション
センサーなどをAndroidにとりつけたい、という場合にこれはうってつけのツールだと思います。
いろいろな使い方ができそうです。
29ドルと、アメリカ国外の送料10ドルを出資するとUSB2GOがもらえます。
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公式サイトはこちらです。 http://www.usb2go.org/
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