Light Phone 2(ライトフォン2)は、SNSやメールをあえて廃し、電話とテキストメッセージに絞った携帯電話です。重さ80gで軽量、カード型でコンパクトになっています。
使い方
Light Phoneという製品があります。2015年にKickstarterに登場したもので、カード型の携帯電話です。あえてスマートフォンにはせず、電話のみに機能を絞ったものです。
今回のLight Phone 2も、初代と近いコンセプトで作られています。しかし大きな変更点もあります。
そもそもスマートフォンがだれでも持っている時代に、なぜ電話機能のみなのか・・? Light Phoneのコンセプトにおいては、スマートフォンはとても気が散る道具だということです。天気、SNS、ニュース、映画などスマートフォンがあればいろいろなことができます。
Twitterのタイムラインを眺めていれば、常に誰かがつぶやいています。ベッドの中で眺めていれば・・・
そのまま朝まで見続けることもできます。実際はそんなことはしませんが・・。
そこで電話のみに機能を絞り、余計なことを一切できないようにした、というのが初代Light Phoneでした。機能を絞ったおかげで重さも38.5gととても軽量でした。
ただし初代は本当に電話をかけることしかできませんでした。今回のLight Phone 2は、初代のコンセプトを踏襲しつつも、若干スマートフォンのような機能を持たせた、というところが違いです。スマートフォンほどの機能はないが、電話以外のことも多少できるようになっています。
アラーム機能であったり・・・
テキストメッセージであったりです。
そのほかに検討されている機能として、道案内機能も考えられています。
Uberのようなライドシェアサービスも検討されています。
音楽プレイヤーも候補の一つです。
ただしあまりに機能を載せすぎると、結局スマートフォンと変わらなくなってしまいます。またライドシェアのようなサービスは提携が必要になるので、どうなるかわからないとも言っています。
今のところ開発元がつける予定の機能は、電話をかける、テキストメッセージを送る、連絡先一覧を見る、アラーム、自動応答機能です。
音楽再生や天気などはどうするか未定、また搭載しないと明言しているのはSNS、メール、ニュース、広告です。SNSを載せてしまうとLight Phone 2の存在意義がそもそもなくなってしまうので、これはまったくうなずける話です。
ディスプレイには電子インクを使っています。実機デモがないのでわかりませんが、電子インクゆえに画面更新は遅いと思われます。操作をしているとストレスが溜まりそうですが、できることを最初から絞っていて、あまり多くの操作をそもそもしない、という設計になっています。
OSはAndroidを改造したものです。中身はAndroidに近いのですが、SNSが使えないとった部分が違います。
重量は80gになる予定です。大きさは91mm x 55mmとカードサイズです。バッテリーは500mAhと通常のスマートフォンの1/6ほどですが、待ち受けは5日間とのことです。電子インクにしたことでバッテリーとディスプレイの重量を削減した、というところでしょうか。
対応している通信方式はLTEです。3つのモデルが用意されており、バンド1、3、5、7、8をカバーしたものがアジア向けになっています。
まとめ
お値段は$250+送料$35で、$285(約30,000円)です。
2018/3/25まで支援受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/light-phone-2-smartphone-design/x/8276897#/
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