Kickstarterで生まれたコーヒーメーカー、90分で1.1億円をSeedrsで集めた | Bonaverde(ボナバード)

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Bonaverde(ボナバード)というコーヒーメーカーが、2013年にKickstarterに登場しました。生のコーヒー豆を焙煎(加熱)して、そこから飲み物のコーヒーを作ろうというものです。
この開発元が今回、Seedrsという出資型クラウドファンディングで資本金を集めました。£750,000(約1.1億円)です。

Bonaverdeとは

Seedrsの前に、まずこのコーヒーメーカーがどういうものかを説明します。
できることなら新鮮なコーヒー豆で飲みたい。これはうなずける話です。しかしその豆は本当に新鮮なのか?と開発元は問います。
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農家で生産されたコーヒー豆が消費者にわたるまでは、多くの過程が間に入っています。
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豆の一時貯蔵であったり、梱包してラベルを貼ったり、豆を焙煎したりです。もし中間プロセスを減らすことができたら、もっと新鮮なコーヒーを飲めるのではないか?というのがこのBonaverde(ボナバード)プロジェクトです。
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そのためには消費者が生のコーヒー豆を手に入れて、そこからコーヒーを作れるようにする必要があります。通常のコーヒーメーカーは加熱後のコーヒー豆のみ投入できるようになっており、そのままでは生の豆を使えません。
そこで消費者がコーヒー豆を自力で焙煎して、そこからコーヒーを作れるようにする・・その目的のために作られたのが、このコーヒーメーカーです。
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焙煎してコーヒーを淹れる

こちらがそのコーヒーメーカーです。2013年当時の試作品なので、現在のものとはだいぶん形が違います。
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現行のデザインは下の通りです。かなりすっきりしましたね。まだベータテスト中で、一部のユーザーが試用している段階です。
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初代試作品に戻ります。コーヒーメーカーの上部に豆を入れます。普通のコーヒーメーカーと違って、炒った後の黒い豆ではなく、緑色の豆を入れているところが大きな違いです。
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スイッチをオンにしてしばらく待つと・・
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中が熱くなって豆が加熱され、パチパチと弾けました。画像なのでわかりませんが、コーヒーの香ばしいかおりがしていそうです。
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焙煎した後は冷却して、コーヒーミルに移されます。
しかし焙煎後すぐにコーヒーを作るのではなく、いったん貯蔵してガス抜きをしたほうがおいしくなるのでは?という疑問も開発元に投げかけられています。これに対しては、ブラインドテストなどをいろいろ繰り返した結果、必ずしもおいしくなるとは限らないということを開発元は言っています。2013年当時の話なので、最新の機種でいったん貯蔵できるようになっているかもしれませんが。
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ミルで豆をすりつぶすと、コーヒー粉ができあがります。
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コーヒーメーカーなので、もちろんドリップ機能も付いています。一台で焙煎、粉にするグラインド、ドリップができるようになっています。
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Seedrs

このプロジェクト自体はKickstarterで始まりました。その後開発元は、Kickstarter以外でも資金調達をしています。crunchbaseの情報によれば、約5.3億円ほど投資家などから出資を募りました。
https://www.crunchbase.com/organization/bonaverde#/entity
そして今回、Seedrsという出資型クラウドファンディングサイトで出資を募りました。£750,000(約1.1億円)です。
Kickstarterは支援する代わりに商品がもらえるというシステムです。一方でSeedrsやCompanistoなどの出資型サイトでは、お金を出す代わりに会社の株がもらえます。
ただし東証などで取引されている株と違い、売りたくなっても簡単には売れません(未公開株)。買ってくれる人を自力で見つけない限り売れないため、換金性が非常に低いです。株であるため、会社が倒産したらほぼ無価値になるというリスクももちろんあります。ただし会社が上場まで到達できれば、そこで株を売って大きく利益を得ることができます。
なお現状、Seedrsでは日本から投資することはできません。
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今回のSeedrsでは、開始後90分で目標額に到達しました。製品はまだベータテストの段階ですが、この計画が有望だと考えた人が一定数いたということになります。
Bonaverdeはコーヒーメーカーを作るということが最終目的ではなく、新鮮な豆でコーヒーを飲めるようにするというのが目的です。コスト削減が目的ではありませんが、結果的には中間業者の中抜きになりますね。これがうまくいくかどうか、非常に興味深いところだと思います。

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