Kniterate(ニトレート)は、自動でニットを編んでくれる機械です。業務用では同様のものは存在しますが、個人用であるところが特徴です。ただし52万円します。
開発元はイギリスです。
使い方
Kniterate(ニトレート)は、自動でニットを編んでくれる装置です。糸をセットして、データを読み込ませると、あとは自動で編んでくれます。
実際にKniterateを使って作ったのが、こちらのニットセーターです。デザインも開発元がしており、胸の部分にKniterateという文字が入っています。
出力には8時間かかっていますです。当たり前ですが、人力と比べると驚異的な速さです。
先ほどのセーターの中間状態がこちら。胴体と袖はバラバラに出力し、最後につなぎ合わせています。
既製品と違い、大きさやデザインなどはもちろん自分で変えられます。サンキューと書かれた妙に小さい衣類、こんなのをだれに着せるのかというと・・
実はペットの犬用でした。こういう特注デザイン、特注サイズが簡単に作れてしまう、というところがメリットです。
下の画像は何だと思いますか? ニット帽でしょうか・・?
実は、靴に被せるカバーでした。Kniterateなら特注サイズで作ることができるので、普通ならしないこんなことも可能になります。
色は七色まで同時に使うことができます。使いたい糸は自分で選べます。
デザインは割と簡単に作ることができます。ブラウザでKniterateのサイトにアクセスし、テンプレートを選択します。
この場合はスカーフのテンプレートを選択しました。これで縦長のベース部分が用意されました。
好きな画像をアップロードして、スカーフのデザインにします。画像は自動的にニットのデザインに変換されます。7色という制限があるので、単純に写真などを入れてもうまくいかないと思います。ある程度色が絞られた画像が必要だと思います。
画像から返還したデザインに、さらに修正を加えます。文字の周りを塗りつぶして、読みやすくしています。
裏面のデザインには、この場合は繰り返しパターンを適用しています。選ぶだけなので簡単です。
出来上がったデザインをダウンロードして、SDカードでKniterateに読み込ませて、出力します。
後は待つだけです。
スカーフが出来上がりました。Kniterateという文字がきれいに見えています。
裏面は先ほどのパターンが適用されています。
大変面白いグッズだと思うのですが、難点は価格でしょうか。構造的に複雑なので、価格が高くなってしまうことは仕方がないと思いますが。
店舗に置いて、プレゼント用のオリジナルニットを作ってくれるサービス、などに向いているかもしれません。
まとめ
お値段は$4,699(523,000円)です。現状日本への発送は行っていません。
2017/5/8まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/kniterate/kniterate-the-digital-knitting-machine
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