Indiegogoが、出資して株をもらえるクラウドファンディングを開始

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Indiegogoが、お金を出資して株をもらえるクラウドファンディングを開始しました。

資本出資型のクラウドファンディング

Indiegogoは、お金を出してプロジェクトを支援すると、その見返りとして商品がもらえるという形式のクラウドファンディングを行っています。正確に言うと商品だけでなく、ダンス公演や治療費の募金などもあります。
今回Indiegogoが始めたのは、お金を出すと会社の株がもらえるというクラウドファンディングです。
手に入れた株は、将来その会社が上場した場合に売ってお金にすることができます。また株式なので、配当が行われればその分ももらえます。
追記: 逆に言えば、上場しなければ売れないです。(自力で買う人を見つけない限り) この点が普通の株取引と違います。
https://go.indiegogo.com/blog/2016/11/equity-investing.html
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どのような感じか?

従来のIndiegogoのページとは別に、出資プロジェクト専用のページが用意されています。
https://equity.indiegogo.com/
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現時点では、プロジェクトは四つ表示されています。一番左のものはMMORPG(オンラインゲーム)のプロジェクトです。
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ゲームのプロジェクト辞退は通常のIndiegogoにもあります。違いは、お金を出すとpreferred shares(優先株)がもらえる点です。
この場合は優先株ですが、株そのものではなく、株に転換できる権利の場合もあります。
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INVESTボタンを押すと、MicroVenturesのサイトに飛びます。今回の計画はIndiegogoが単独で始めたのではなく、IndiegogoがMicroVenturesと連携しておこなっています。
MicroVenturesのサイトには詳細な条件が載っています。
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出資する金額によって、特典もついてきます。この場合はバッジがもらえたり、ベータテストに参加したりできる権利です。このあたりは通常のIndiegogoに近いですね。
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MicroVentures

今回Indiegogoが提携したMicroVenturesは、以前から存在していた出資型のクラウドファンディングサイトです。
ポートフォリオのページを見ると、Twitterといった有名な会社の名前もあります。Facebook、Dropbox、Spotify、Snapchat、Yelpの名前も載っています。
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今後はどうなるか

出資型クラウドファンディング自体は、MicroVentures以外にも以前から存在しています。成功した例では、集めたお金でヨーロッパの城をリゾート施設として再生させたという案件もあります。星野リゾートみたいですね。


ただ相応にリスクも高いので、今後こういった形式が流行るかどうかはよくわからないと思います。Indiegogo運営としてはMicroVenturesのページに飛ばすだけで、あまり手間がかからない。だから試しにやってみた、というところではないでしょうか。
 

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