Living Ink(リビング・インク)は、描くと一度消えて、その後徐々に浮かび上がるインクです。
これだけだとよくありそうです。しかしLiving Inkはインクとして細菌を使っています。細菌が徐々に増殖するのでだんだん目に見えるようになる、という仕組みです。
まさに生きた(living)インクです。
使い方
このインクは藻とシアノバクテリアから出来ています。
二つとも、光を浴びると成長する光合成を行います。シアノバクテリアは植物ではなく細菌ですが、光合成を行います。
そして倍々に増えていく性質があります。細菌は栄養分がある限り倍々ゲームで増殖します。
藻もシアノバクテリアも一つ一つの細胞は顕微鏡サイズなので、肉眼で見ることは出来ません。増殖して増えていくことで人間の目でも次第に見えるようになります。これがLiving Inkの原理です。
Living Inkには、二種類あります。これがファスト・インクです。描いたものが先に現れます。
そしてスロー・インクです。描いたものが、ファスト・インクより後に現れます。
インクを使って書くための用紙は、グリーンハウスと名付けられています。
インクの成長に必要な湿気と滋養を含んだ寒天で出来ています。つまり寒天培地ですね。Living Ink(リビング・インク)で描いた紙をこの板で挟み、光を当てることでインクが成長します。
使い方は、普通、ペンで紙に描くのと同じです。あらかじめ、鉛筆で消えない部分を描きます。
まずファスト・インクで描きます。
次にスロー・インクで描きます。
そしてグリーンハウスにはさみます。
できあがったら、土台に立てます。
Living Inkで描いたものは、ファスト、スロー・インク共に10分ほどで消えます。
1日目、光を当てます。
2日目、ファスト・インクで描いたものが浮かび上がります。隣に別のフクロウが出現しました。
3日目、スロー・インクで描いたものが浮かび上がります。always love youという文章がでてきました。目に見えないけど常にあなたを愛してますよ、という感じでしょうか。文面だけ見ているとロマンチックです。
しかし実は細菌と藻という生き物が増殖したんです、という・・。ある意味ではちょっと気味が悪いかもしれません。害はありませんが。
使い方次第では、とても面白いことができますね。
まとめ
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