なぜか仏教ブースからレースカーまで。TOKYO DESIGN WEEKがおもしろかった

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2015年10月末にTOKYO DESIGN WEEKというイベントが開催されていました。
以前Kickstarterに掲載されていたBiToolを触りに見に行ったのですが、せっかくなので他のブースもいろいろ見てきました。
BiToolに関してはこちらをどうぞ。
てこの原理で回すドライバーBiToolをTokyo Design Weekで見せてもらった
デザインウィークという名前からは敷居が高いような印象も受けますが、実際は日蓮宗から大手メーカー、個人アーティストまでいろんなブースがあっておもしろかったです。

展示内容紹介

この大きな樽は、没入型聴覚ディスプレイです。大学の研究室が出展していました。この中に入って音を聴きます。
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中にはスピーカーがたくさんついています。これにより立体的に音を聴くことができる、という仕組みです。
普通のスピーカーは多くても左右x前後ぐらいですが、この樽は上下を含めてあらゆるところにスピーカーがついています。順番待ちが長くて体験できませんでした。残念。
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こちらはAutoCAD(設計ソフトメーカー)が展示していた、3Dプリンターで作った自転車です。本体フレームはすべてチタン製とのことです。相当なお金がかかってますね・・。
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自転車全体を3Dプリンターで印刷したわけではなく、パーツごとに分けて出力したとのことです。
パーツの継ぎ目がわかるように、あえて溶接後を目立つように残してあるとのことでした。
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こちらもAutoCAD。フォーミュラー系レースカーをAutoCADのソフトを使ってデザインしたとのことです。
しかしレースカーでありつつも、イギリスでは車両証明をとって公道を走れるようにしてあるところが特徴です。
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よく見ると、タイヤカバーの上にウインカーがついています。ちっちゃいのでわかりづらいですが・・。
公道を走るためにつけてあるんだよ、とAutoCADの方が言われてました。
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メーカー系だと、凸版印刷も出展していました。大理石や本当の木のように見える壁紙です。本物を使うのは費用も含めていろいろ大変なので、こういうのはどうか?とのことです。
本物を超えようとするのではなく、本物を補う存在を目指していると言われてました。
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こちらは個人で出展されていた方の作品です。ペットボトルのキャップにつけて回しやすくするグッズです。
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実際に回してみると、確かにスルスル回りました。多くの人になじみのある、水道の蛇口を意識しているとのことです。
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こちらも個人で出展されていた作品です。白い構造物が回転して、その上をレーザーで描かれた数字が踊ります。静止画だとわかりづらいのですが、赤枠のところは5です。
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これはヤドカリの殻を3Dプリンターで作るというプロジェクトです。透明な素材で作ってあるのがおもしろいですね。こんな風に本体は殻の中に入るのかぁ・・。
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こちらの腰掛けている女性、遠目に見ると人間に見えますが、実はロボットです。何かとコラボしていたらしく、サバイバルゲームの衣装でした。
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ロボット関連では、ロボによるバンドがありました。ちゃんとアームが動いてギターを弾いたり、バスドラムのペダルが動いていました。
ただ機械だから超絶テクニックかというと、そんなことはなかったです。そこまでは難しいみたいです。
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屋外にはInstagramのブースも。
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意外なブースも・・

日本赤十字社(日赤)のブースもありました。
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一番驚いたのがこちら。日蓮宗のブースです! デザインウィークって仏教もアリなんだ?!と驚きました。写真を撮っていいですかと尋ねたら中もとっていいとのこと。
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中には棺桶が置いてあり、実際に入ることができます。中に入ると観音開きの扉を外から開けてもらえます。あの世を仮想体験というコンセプトでした。
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他にも個人、企業問わずおもしろい展示がいろいろありました。ごく一部しか紹介できないのが残念です。

まとめ

写真を撮ってなかったですが、子供の遊び場もあるので、家族連れの方も結構いました。
デザインウィークという名前ですが、必ずしもデザインに限ったわけではなかったです。何らかの新しい試みをしていればそれでOK、みたいな印象でした。
そこから生まれるごった煮感が楽しかったです。今までこのイベントの存在を知りませんでしたが、おもしろいので来年も是非いきたいと思いました。

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