Trinity(トリニティ)は風力発電機です。これを使ってスマートフォンを充電することができます。
風力発電はクリーンエネルギーとして太陽光発電とともに最近注目されています。太陽光発電は屋根に取り付けるものや、持ち運びできる物がすでにあります。Trinity(トリニティ)は個人で風力発電が使える、さらに持ち運べる、というところが新しいです。
羽根は風車型ではなく、回転軸がZ方向にあるタイプです。(チベット仏教のマニ車みたいな) おそらくコンパクトにするためなのだと思います。
太陽光発電と比べる
太陽光発電と風力発電はそれぞれ一長一短あります。どちらもクリーンなエネルギーという点は同じですが、使える環境が違います。
太陽光発電は陽が当たっていないと使えないです。雨の火は使えないですし、曇りだと発電力が落ちます。
一方風力は風が吹いてないと全く使えないです。場所によっては風が全然吹かないところもありますし、海沿いのように風が強い場所もあります。
もし自分の家に強い風が吹く場合は、このTrinityは利用価値があると思います。1.8kgあってそこそこ重いですが、持ち運びもできます。
太陽光と風力でこのように違いはありますが、どちらも今のところは安くはないというのが共通する欠点です。
仕様
重さ: 1.8kg
大きさ: たたんでいると 30.48cm、開いていると58.42 cm
内蔵バッテリー: 15,000 mAh
出力: 5V/1A または 5V/2.1A
Trinityはバッテリーを内蔵しており、風力発電で作った電気をためておくことができます。そしてバッテリーの電力でスマホなどを充電できます。バッテリーがついていることで、風が吹いてない時間帯でも充電できるというシステムです。この辺は太陽光発電でも同様です。
発電力
風が強ければ強いほど発電量は増えます。
気象庁では時速36km以上で「やや強い風」と表現しています。その半分の時速18kmをmphに換算すると、111mphです。このときの発電量は6ワットぐらいです。つまりまあまあの風で6ワットぐらいです。内蔵バッテリーを満タンに充電するまで18時間ぐらいでしょうか。
ただ満タンにしなくてもスマホぐらいなら十分に充電できますし、夜中も放っておけば置けば充電できるので(ここは太陽光よりよいところです)、実用的なレベルだと思います。
目標5万ドルに対して3万ドル(約300万円)集まっています。
現在Kickstarterで出資受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/skajaquoda/trinity-the-portable-wind-turbine-power-station
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