pomera DM30(ポメラ)は、キングジムのデジタルメモです。電子インクを備えたバージョンが2018/5/15に発表になりましたが、翌16日にキングジム社がKickstarterでキャンペーンを開始しました。
使い方
ポメラは日本のキングジムが発売しているデジタルメモ製品です。その最新モデルがDM30です。
その場で思いついたことをすぐに打ち込んでメモを取ることができます。紙のノートと違ってテキストデータになるので、後でメールで送ったり、検索したりするときに役立ちます。
メモだけならスマートフォンやタブレットのアプリでも可能です。それらデバイスとの違いとして、キーボードを内蔵しているという点が大きな特徴です。キーボードのほうが入力が速い、そちらのほうが楽だ、という人にはこういうグッズもよいのではないでしょうか。
キーボードは横幅28cmあり、キーの大きさはかなり余裕があります。しかしそのままだと持ち運びに不便です。そこでキーボード部分は畳んで小型化できるようになっています。
画面部分も折りたためます。横15.6cm、縦12.6cm、高さ3.3cmになります。
電源は単三乾電池2本です。アルカリ乾電池の場合、20時間持ちます。
ポメラDM30は、画面にE Ink社の電子ペーパーを画面表示に使用しています。バックライトはなしです。
ポメラシリーズはもともと日本で販売されてきました。しかし今回、アメリカ向けにKickstarterのプロジェクトとして登場しました。Kickstarterでの発送先はアメリカのみです。
UIなどは英語に対応しています。
ただキーボード配列は日本語配列となっています。キーボード配列は国や言語ごとに違いますが、少なくとも今回は日本語配列です。
仕様の欄にも「キーボードは日本語配列であり、英語配列とは異なる」とわざわざ明記されています。
またキーボード配列だけでなく、紹介動画も日本語音声、英語字幕という対応になっています。
日本向けの動画を使っているためだと思いますが、動画の中でも日本語の打ち心地が紹介されています。
発送先はアメリカのみだが、キーボードや動画は日本向けと、かなり中途半端な対応となっています。ただこれは、クラウドファンディングを観測気球として使いたいためだと思います。
もしアメリカでも売れるという自信があれば、最初からUS English配列のキーボードを用意して、専用の動画も当然用意すると思います。ただそれにはコストがかかります。ハードウェアの変更はもちろんですが、クオリティの高い動画を作るにもお金と時間がかかります。
しかしそこまでの確証はないので、まずKickstarterに載せることで手ごたえを見る、というのが意図ではないでしょうか。大きな金額が集まらなくても、何らかの手ごたえがあれば海外版の展開も考える、などです。
クラウドファンディングはそういった実験に向いている場だと思います。
まとめ
お値段は38,500円です。現状アメリカのみに発送しています。
2018/6/14まで支援受付中です。
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