高電圧プラズマで空気を振動させて音を鳴らすスピーカー 「The ARC(アーク・プラズマスピーカー)」

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スピーカーの仕組みはご存じでしょうか? 電磁石で板を振動させて、それにより空気の振動、すなわち音を作ります。
しかしこのアーク・プラズマスピーカーは違います。二つの電極間でプラズマ放電を起こすことにより空気を振動させて、音を作ります。そのために、3万ボルトもの高電圧をかけています!

上の動画では00:33のあたりで実際に音を鳴らしています。この火花が音を鳴らしているなんて、ぱっと見ただけではわかりませんね。すごいです。何の役に立つのかわかりませんがw

仕組み

通常、空気中を電気が伝わることはありません。例えば電池を机の上に置いても、火花が飛んだりはしません。しかし非常に高い電圧をかけると、空気がプラズマ化して電気を伝えます。プラズマが発生すると空気が圧縮されて、音になります。これを利用したのが、このプラズマスピーカーです。
3万ボルトの電圧を扱いますが、使用する電源は110ボルトから220ボルトです。入力には普通のピンジャックを使います。つまりコンセントに刺して、オーディオのケーブルをつなぐだけで、プラズマで音を鳴らせます。
なお、プラズマ放電によりオゾンが発生します。酸素分子O2に更にもう一個酸素原子がくっついたO3分子です。オゾン層で有名な気体ですが、これ自体は有毒なので注意が必要です。プラズマスピーカー使用時には十分に換気が必要です!
高電圧を扱うので、かなり注意が必要なのは間違いありません。
Kickstaterで資金募集中です、興味のある方はどうぞ。
https://www.kickstarter.com/projects/excelphysics/the-arc-plasma-speaker

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