SprayPrinterは、壁にスプレー缶で印刷できるプリンターです。プリンターなので、絵心は不要です。
普通のプリンターと違い、大きな壁に直接描けるというところが特徴です。
開発元はエストニア(ロシアとポーランドの隣)です。
使い方
下の写真で、左端に移っている黒い物体がプリンターです。
プリンターにスプレー缶を取り付けて使います。
印刷したい絵柄はスマホアプリで選びます。
あとは缶を取り付けたプリンターを壁沿いに動かしていくと、壁に絵が描けてしまいます。
自分で絵を描いているわけではなく、プリンターが勝手に描いてくれます。絵心は全く不要で、人間は手を動かすだけです。
こんなかっこいい絵ができあがります。
これだけ見ていると本当か? 自分でお絵かきしないといけないんじゃないか? って感じがしますよね。しかしうまい仕組みになっていて、お絵かきはいらないです。仕組みを知るとなるほど、って感じです。
印刷する仕組み
今から描くのは、この壁です。
まずスマホアプリのギャラリーから、絵を選びます。
スマホのカメラで壁を撮ると、できあがりをシミュレーションしてくれます。
次にスタンドを壁から離れた位置に置きます。
スマホをスタンドに置いて、壁を写るように配置し、印刷する場面を撮影します。この印刷している場面をカメラで撮る、というところが重要です。
スプレー缶を取り付けたプリンターを動かし、印刷していきます。
実はプリンターにLEDライトがついていて、スマホのカメラでLEDの位置を認識しています。これにより、どこでスプレーの栓を開けるべきかコンピューターが判断しています。
スプレーを吹き付ける位置に来たら、自動で栓が開いて色を塗ってくれるという仕組みです。そのため、人間はただ手を動かすだけで済みます。
黒色で一通り描き終わったので、スプレー缶を取り替えて色を切り替えます。
先ほどと同じように手を動かしていきます。色を変えることで、多色カラーで印刷できます。
そしてできあがったのがこちら。複数色あるときれいですね。インパクトがあります。
なかなかのできばえ・・。満足してコーヒーを飲んで一服します。
実演動画はこちら。前置き無しで始まります。
スマホのカメラで位置決めする、というところがおもしろいんじゃないかと思います。ただカメラだけだとセンチ単位の細かい位置はわからないので、プリンター側にも加速度計とジャイロ(角度センサー)を内蔵しています。
多色で塗る場合、既に描いてある部分とミリ単位(センチかも)の位置はずれていると思います。ただそういうずれもアートっぽく見えるみたいです。葉書の宛名を印刷するわけではないので、それでもいいんじゃないでしょうか。
まとめ
お値段は$149+送料$20で、$169(約20,000円)です。
2016/2/18まで注文受付中です。
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