Restore Historic Mission Controlは、アポロ計画で使われた管制室を復元するプロジェクトです。
使い方
宇宙開発史上もっとも有名な出来事、といえばおそらくアポロ11号になるのではないでしょうか。
人類が初めて月に降りたという全世界の衝撃を与えた出来事です。
そのアポロ計画に不可欠な要素の一つが、管制室です。
ロケットのような複雑なものは乗組員だけで飛ばすことはできません。多くの人の共同作業が必要になります。
そのアポロ計画に使われた管制室が、NASAのアポロ・ミッションコントロールセンターです。月面着率が行われたのが1969年、そして1985年にはアメリカの国家歴史登録財として認定されました。アメリカの誇りともいえる場所ですからうなずける話です。
この管制室は現在業務に使われておらず、見学場所になっています。NASAの見学ツアーで見ることができます。名前も歴史的管制室という名称になっています。
しかし30年以上が経過して、さらに見学者数に制限を設けておらず、予算も減らされました。そのために傷んでしまい、国立公園局からは保存の危機に瀕しているとリストに挙げられたとのことです。
元からあったのか、見学によるものか不明ですが、傷跡もあります。
そこでこの管制室を修復しよう、そのために資金を集めをするというのが、このプロジェクトの趣旨です。
すでにテキサス州のウェブスター市が310万ドル(約3.4億円)を寄付しています。それに加えて、今回のKickstarterキャンペーンでさらに修復費用を集めようとしています。
傷んでいると言っても建物自体が倒壊するので危険だとか、そういうことではないです。見た目がいまひとつなので、もっと「いかにも指令室」っぽくしたいということが目的のようです。具体的には、アポロ15号時代の操作パネルに復元したいと述べられています。
今となっては古臭いデザインも、逆にレトロな味わいを感じさせます。きれいに復元すれば観光客も増えそうです。人形とか置いてあると臨場感がでて、かつレトロ感もさらに強調されて、いいかもしれません。
まとめ
お値段は、ステッカーが$15、Tシャツが$35、メダルは$55です。
送料は記載されていません。ステッカーぐらいなら無料かもしれません。
2017/8/19まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/589813043/restore-historic-mission-control
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