Wiivv(ウィーヴ)は、3Dプリンターで作るオーダーメイドの靴底(ソール)です。スマホで足のサイズを詳細に測り、その人にぴったり合うものを作るというものです。
使い方
健康のためのランニング、しかし靴があっていないと足首を痛めることも・・
あるいは自転車でも靴があっているかどうかは大切です。
しかし足の裏のカーブは人によって異なります。全員にぴったり合う靴というのは不可能です。
そこで考案されたのが、スマホで足のサイズを詳細に測り、3Dプリンタでその人にぴったり合う靴底(ソール)を作る、という方法です。
Wiivvで内側の靴底を作るには、まずアプリを起動して模様と色を選びます。
次に足のサイズを測ります。このときにまず紙を敷いて、その上に足を置きます。その場面をアプリで写真に撮ります。
この紙を敷く、というところが工夫されている点です。単に写真を撮ると、大きいのか小さいのかわかりません。決まった大きさの紙(日本で言えばA4など)と一緒に写すことで、足の寸法がわかるという仕組みです。
向きを変えて写真を5枚撮ります。いろんな方向から撮ることで、足の立体的な形状を把握するという仕組みです。
アプリで撮った情報を送ると、それに基づいて靴底を3Dプリンターで作ってくれます。下の写真は原料です。一般的な3Dプリンターと違って、粉状の原材料を使っています。
レーザーを当てて加熱し、原料を固めます(焼結)。
できあがったのがこちら。中身を取り出すと・・
靴底が出てきました。
ユーザーの手元には化粧箱に入って届きます。
3Dプリンターで作った靴底に、アプリで選んだ色と模様がセットされて届きます。
届いたソールを靴の底に敷いて使います。靴自体は普通の靴です。作ったソールは自分の足の大きさになっています。そのため自分の足が入る靴なら、このソールも入るという仕組みです。
100人に試してもらったところ、好評であったとのことです。
“ハーフマラソンに初めて申し込みました。Wiivvがしっかり足を支えてくれて、すごく快適です。”
ボルダリング、ジョギング、サイクリングなどいろんな用途に役立ちます。
オーダーメイドになるのは靴底だけで、靴そのものは既製品です。しかし一番力のかかる場所でもあるので、効果はあるのではないかと思います。
まとめ
お値段は$50です。現状ではアメリカ、カナダのみ発送しています。前述の紙の大きさが国によって違うこと、各種手続きも国ごとに違ってややこしいためです。しかし他の国も鋭意検討中とのことです。
2016/2/6まで注文受付中です。
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