ルンバを使った低価格ロボット、操縦者の「顔」を搭載 Telemba(テレンバ)

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Telemba(テレンバ)はロボットです。上の画像だけ見ても何のことかわからないとないと思います。普通のロボットと次の点が違います。
・お掃除ロボット「ルンバ」を土台部分に使用
・操縦者のがロボット上で表示される
まずルンバについてです。上の画像では、ポールの土台部分がルンバです。土台のルンバを移動させることで、ロボット全体を移動させます。
つぎに「顔」の部分です。上の画像では、ポールの上にモニターがついており、ここに操縦者の顔が表示されるようになっています。

この動画では、1分26秒目から実際に使っている様子が流れます。
同様のものは既にありますが、ルンバを流用することにより、非常に安いというのがメリットです。

これで何をする?

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「ルンバ+顔表示」のロボット、ここまではいいと思います。しかしこれをどういう目的でこれを使うのでしょうか?
まずこのロボットを自分の分身として、会議に出席させるという使い方があります。普通にビデオ会議(映像通信)でいいじゃないか、と言われると確かにそうです。
しかしロボット自体が動き回ることで、あたかもそこに本物の人間が存在するような存在感を作りだせる、という点がメリットです。前述の通り「人間の顔」がついているので、迫力があります。服を着せたらますますそれっぽいと思います。
ほかにも子守、ペットの様子を見るなどの生活関連や、危険な場所の点検、機械のリモートメンテナンスなどがあると思います。
まあ現状のテレンバで子守をしたら子供が泣きそうですが、改良すればそういう使い方もできるのではないか、と思います。
これらのことをまとめて「テレプレゼンス」と呼ばれています。

ゼーレ?

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要するに、エヴァンゲリオンのゼーレ、みたいな感じでしょうか。いや、ゼーレに顔はついてないですが・・。
(上の画像はEvangelion Wikiのものを使用しております)
あるいはブルース・ウィリス主演の映画「サロゲート」に近いかもしれないですね。

すでにあるが・・

テレンバと同じようなことをするロボットというのは既にあり、市販されています。Anybots(エニーボッツ)のQB、QAなどです。ただAnybotsは高いです。公式サイトをみると約97万と書いてありました。(2014/5/19時点)
テレンバは必要なパーツである、ルンバ+Androidタブレット+テレンバを全部あわせても8万円から10万円ぐらいでしょうか。

システム構成

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ルンバには外部拡張用のインターフェイスがついており、テレンバはそれを利用してルンバに指令を送って動かしています。
映像部分は、Androidタブレット上でGoogle+のビデオ通話機能を使っています。
うまく既存のものを組み合わせていますね。

まとめ

テレンバは、テレプレゼンスと呼ばれる「人間の顔」を積んだロボットを、安価に実現しました。
2014/6/13まで出資募集中です。
https://www.kickstarter.com/projects/frtp/telemba

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