ギリシャの救済資金をクラウドファンディングで集めるプロジェクトが登場 Greek Bailout Fund

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Greek Bailout Fundは、ギリシャを救済する資金を集めるプロジェクトです。
Indiegogoで行われています。締め切りは2015/7/7です。

内容

現在ギリシャは借金の返済ができず、非常にまずい状態になっています。そこでIndiegogoで16億ユーロ(約2100億円)集めて、IMFへの当面の支払いを凌ごうというのがこの計画です。
現時点で4万7000人から80万ユーロ(約1億円)集まっています。クラウドファンディングとしてはかなりの額です。

立案者

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この計画を立ち上げたのは、イギリス生まれ、ロンドン在住のThom Feeneyさん。29歳、靴屋で働いています。
イギリスはユーロに加盟していません。もしギリシャが破綻しても、イギリス在住のFeeneyさんは直接影響を受けないはずです。しかしEUの一員として、弱者に蹴りを入れるようなことをするのではなく、少額ずつお金を出して助け合うべきだ、と主張しています。
またこれは冗談ではないのか? 単なる意思表明ではないのか? という問いに対しては、そうではなく真剣であり本気で実行する、と回答しています。

支援してもらえるもの

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画像: Wikipedia
€3(409円)支援すると、ギリシャから葉書がもらえます。ただEU外だと送料が余分にかかるので、EU内を想定してのことだと思います。
€6でギリシャのチーズがもらえます。
EUの人口は5億人いるので、一人€3だせば目標額に到達できる、と立案者は説明しています。ただ子供や年金生活者も含んで5億人なので、そう単純でもないですが……。

冷静に考えると…

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画像: Flickr
確かにEUの人が一人€3出せば達成できるでしょう。しかしそもそも、そういった案に賛成する人がEUで多くないため、救済が実行できないという状態です。ドイツやフランスの政治家だけが反対しているわけではないです。
現在約1億円集まっていますが、クラウドファンディングとしては高額です。しかし目標額2100億円から見ると、焼け石に水というか、マグマに水滴を落としたような状態です。しかも2100億円というのも、借金のごく一部にすぎません。全体では約40兆円もあります。途方もない金額です。

まとめ

・ギリシャを救済するプロジェクトがIndiegogoで立ち上がった
・約1億円集まった
・しかし目標額2100億円には遙かに遠い
https://www.indiegogo.com/greek-bailout-fund.html#/story

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