電子インク使用、「バッテリーなし」で模様が変わるブレスレット tago arc(テイゴアーク)

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tago arc(テイゴアーク)は、スマホから模様を変えられるおしゃれなブレスレットです。
特徴は、電子インクを使っており、バッテリー無し(充電無し)で動作するということです。そんなこと可能か?というと、原理的には可能です。電子インクとNFCをうまく使っています。(詳細は後述)

使い方

ぱっと見たところではシンプルなモノトーンのブレスレットです。しかしブレスレットの模様を1000通り以上のデザインから選んで好きなように変えることができます。
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このようにブレスレットの上にスマートフォンやタブレットをかざせば、好みの模様に変えることができます。
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模様が変わりました!
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実際に模様を変えているデモ動画です。確かにスマホの模様が腕輪に移されています。


ブレスレットの模様は、専アプリのストア「Pic Shop」から購入または無料ダウンロードします。PCから自分で作成した模様(白黒模様のみ)をアップロードして使うこともできます。
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デザイン

縁の色は黒、ゴールドそしてシルバーの3種類です。
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大人っぽく高級感のあるデザインなので、オフィスファッションに似合います。
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カジュアルなファッションにもぴったりです。
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模様を好きなように変えられるというところがとても斬新ですね。ハイテクかついろいろなシーンに似合う優秀なブレスレットに仕上がっています。
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無用なボタンやUSBポートなどがなくすっきりとしており、アクセサリーとしても遜色がないどころか洗練されたデザインに仕上がっています。

仕様

tago arcはバッテリー無し、充電無しで動作します。これはどういう原理でしょうか。
まず模様の表示は、液晶ではなく電子インク(E Ink)を使っています。このため模様を表示しているときに電力を消費しません。模様を変えるときだけ電力を使います。
砂鉄でお絵かきするおもちゃ「せんせい」を見たことはないでしょうか? あれも電力を使わずに模様を表示しています。電子インクは使っている素材が全然違いますが、発想は似ています。せんせいの砂鉄と同じように、一度電子インクのカプセルを移動させてしまえば、以後は電力を消費しません。
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NFC

tago arcはさらにNFCを使っています。SUICAやICOCAで使っている方式です。NFCを使うと、ケーブルをつながなくても電力を供給することができます。
SUICAなどのICカードは、改札機から電力を受け取って動作しています。同じようにtago arcはスマホから電力を受け取って動作します。電力を受け取るためにはスマホに近づける必要がありますが、tagoの場合は模様を変えるときだけです。前述の通り、一度模様を変えてしまえば電力を消費しないためです。

制限

以上のように、バッテリー(充電)やBluetooth接続の必要はありません。しかしスマホ側がNFCに対応している必要があります。
tago arcは現状ではNFC搭載のAndroid(4.0以上)のみに対応しています。iPhone 6もNFCに対応していますが、Apple Payという支払い用になっており、現状ではサードパーティーが自由に使えません。そのためtago arcもiPhoneには現状未対応です。

まとめ

原理的にはバッテリー不要とはいえ、実際に作るのは苦労したのではないかと思います。NFCで使える電力は少ないので、
お値段は$259(約30,600円)+送料$15で、計$274(約32,400円)です。高い・・。女性用高級アクセサリーとしてはありな価格帯ではあります。
Indiegogoで2015/3/13まで注文受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/tago-arc-one-e-ink-bracelet-with-endless-designs

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