道案内をメガネの上に表示。普通のサングラスにしか見えないスマートグラス登場 | Norm Glasses(ノームグラス)

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Norm Glasses(ノームグラス)は、スマートグラスです。

使い方

Norm Glassesは、レンズに様々な情報を表示できるメガネです。一言でいえば、ARメガネです。この手の眼鏡と言えばGoogle Glassが過去にありましたが、一度振り出し戻って出直しになりました。 画像出典: Wikipedia
Google Glassの場合は、一目見て普通の眼鏡と異なるデザインになっています。社会にいきわたればまた違うかもしれませんが、ちょっと異様な見た目です。
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今回のNorm Glassesもスマートグラス(ARメガネ)ですが、デザインが決定的に異なります。普通のサングラス、といった感じの見た目です。メガネのつるの部分が太いですが、ファッションとしてわざとつるを太くしてあるサングラスもあります。これがスマートグラスだと言われなければ、わからないでしょう。
(Norm Glassesの見た目はサングラスのようですが、実際には透明レンズとサングラスレンズから選べます)
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デザインがサングラスと変わらないのは分かったが、これで何ができるのか…? 簡単に言えば、スマホでしていることができます。道案内であったり、メッセージの送受信であったりです。
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たとえば友達からテキストメッセージが飛んできた。そうするとメガネに表示されます。スマートフォンを取り出さなくてもメッセージを見ることができます。「どないよ?」というメッセージが装着者の視界に表示されています。 (下の画像はCGによる合成です。実物の映像ではありません)
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そのまま音声入力で返事を返すことができます。「まあぼちぼち。そっちは?」と返事を返しました。タッチパネルなどはもちろんありませんので、音声でしか操作できません。 (下の画像は合成)
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現在の天気や天気予報を見て出かける前に確認できます。 (下の画像は合成) メッセージも天気予報もスマートフォンで見られますが、いちいち取り出さなくてもよい、視線を変えなくても見られる、というところがメリットです。
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カメラも付いています。
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手を使わずに目線を向けるだけで、写真や動画を撮ることができます。(下の画像は合成)
いつでも写真や動画を撮れてしまうということで、Google Glassで問題になった機能です。対面する人からすればいつ動画に取られているかわかりません。ただこれも使い方次第だと思いますが。レンズ部分をふさげるシャッターをつけるといった対応も可能でしょう。 (下の画像は合成)
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道案内の表示もできます。スマートフォンの場合、前を見て歩くことと、スマホの地図を見ることの両立が大変です。この点スマートグラスなら、前を見ながら道案内も見られるので、明確なメリットがあると思います。 (下の画像は合成)
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バイクのメンテナンスマニュアルを見ながら整備する、といった使い方もできます。HoloLensで業務用機器の修理などでも応用されている使い方ですね。マニュアルとメンテ対象をいったりきたりしなくてよいので、時間の節約になります。料理でも同様の使い方ができるでしょう。 (下の画像は合成)
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スピーカーも付いており、音楽を聴くこともできます。これはスマートグラスである必要はありませんが。 (下の画像は合成)
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スマートグラスにいろいろな使い道があるのは確かだと思います。またデザインがサングラスと変わらない、というのもいいと思います。問題は、どれぐらいはっきりと映像が見えるかです。しつこく注釈を入れたとおり、上にある画像はイメージをつかむための合成です。実写ではありません。
開発元は実際の映像も公開しています。下の画像は、Norm Glasses右側のレンズの後ろからカメラで撮ったものです。表示が右に寄っているのは、開発元が実機を使って手作業で撮影しているため、うまく位置が調整できていないためです。
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先ほどの場面からズームバックしたところがこちらです。レンズの中心部分に小さく日付が表示されています。表示が小さいのは、眼球の真ん前に置くためです。レンズ全体に表示されていると、間近からは大きすぎて読めません。
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動画を再生している場面がこちら。右下に外の風景が写っています。映像が薄くうつっていますが、これは仕方のないところだと思います。屋外の光は非常にまぶしいですが、それと同じだけ映像を明るくするというのは、大きさやバッテリーの問題から困難です。
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レンズは度あり、度なしから選択できます。度ありの場合は、開発元にレンズの度数をあらかじめ送付する必要があります。

まとめ

お値段は$369+送料40で、$409(約43,000円)です。
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