飲み残したワインをマズくせずに保存する。その新しいアイデアが面白い | eto(エトー)

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eto(エトー)は、飲み残したワインをまずくせずに保存するための容器です。今までのポンプとちょっと違ったアイデアが面白いです。

使い方

ワインは通常750mlのボトルに入っています。量がそこそこあるため、飲み残しが起きることがあります。
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しかし一度開けたボトルを単に後日飲むと、味が落ちてしまいます。そうなった場合には飲む気が起こらないということもあるでしょう。
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イギリス政府の統計によると毎年5000万リットルのワインが捨てられている、eto(エトー)の開発元はそう言います。
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それを解決しよう、というのがこのeto(エトー)です。
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ワインを劣化させずに保存しようという道具は既にいろいろと存在します。
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しかし面倒だったり、効果がいまいちだったり、ガスを封入する場合はガス缶が必要だったりして、納得できるものがなかった。だから自分たちで作ることにしたのだ、と開発元は言っています。
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では今回のetoはどうなのか? 少なくとも手軽なことは確かです。まずワインボトルからetoに移し替えます。
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この状態でグラスに注ぐことができます。
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そして飲み残したとします。
この時にボトルの中に空気が入っています。この空気中の酸素がワインと触れることで、ワインが劣化してしまいます。そこで何らかの方法で空気を取り除いてしまえば、劣化を遅くすることができます。
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操作方法はいたって簡単です。etoの上に手を置き・・
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上から押します。すると栓の部分が下がり、中の空気が上に押し出されました。
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最後まで押し切ると、空気の入る隙間がなくなりました。空気と触れさせないことで劣化を防ぐ仕組みです。
空気抜きポンプでも同様のことはできます。しかしポンプを使った場合は、小さな隙間から少しずつボトルに空気が入ってしまいます。
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etoの場合は、ワインの入っている量に合わせてetoの蓋が下がります。ワインの量=容器の大きさ、つまり隙間なしにぴったりになるため、空気と触れる量を最小限にできるという仕組みです。
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本当に空気と触れる量が減っているのか? これを検証するために、イギリスBangor大学の化学系研究室に開発元が依頼しました。
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そこで得られたのがこのデータです。縦軸はワインに溶けている酸素の相対パーセント(溶存酸素)、横軸は日数です。その場で開けたワインを0%としています。
一番上の赤線はポンプで空気を抜いた場合です。日数がたつにつれて、酸素量が増えています。
緑色はetoを使った場合です。酸素量に大きな変化は見られません。確かに酸素と触れる量が減っています。
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etoに入れたワインは冷蔵庫に入れて保管しておきます。
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再び飲む場合はetoからそのまま注ぐことができるようになっています。
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デザインがエレガントなのも特徴です。ステンレス版と銅版がありますが、下の画像に写っているのは銅をつかったほうです。
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まとめ

お値段は£69+送料£20で、£89(約13,000円)です。
銅バージョンの価格です。
2017/6/6まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/etowine/eto-a-beautiful-innovation-in-wine-preservation

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