Smoovie(スムービー)は、動画撮影するときに手ぶれを除去するグッズです(スタビライザー/シンバル)。特徴は本体価格11ポンド(約1700円)と安いことです。うまい仕組みで低価格を実現しています。
対応機種は、スマホ全般とGoPro(頑丈なカメラ)です。開発元はイギリスのロンドンです。
使い方
最近のスマホは簡単に動画撮影できます。まさにいつでもどこでも撮れる時代になりました。しかし普通に手で持って動画撮影すると、どうしても微妙に傾いたりしてブレてしまいます。
そこで手軽かつ低価格で手ぶれを除去しよう、というのがSmoovieです。
アプリだけでも手ぶれは除去できますが、原理的に限界があります。Smoovieはアプリで処理するのではなく、カメラそのものをブレないように安定させます。
Smoovieはポケットに入るぐらいコンパクトなサイズになっています。重さはたった125gです。
棒の部分を伸ばして組み立てます。
後はスマホをグリップさせれば準備完了です。
そしてハンドルを手で持って動画撮影します。Smoovieがヤジロベーのようにバランスを取るので、手がブレてしまってもカメラはぶれないようになっています。
左右にスクロールして見渡すような動画も簡単に撮れます。ガクガクとぶれずに、ヌルヌルと動きます。
動画はこちら。開始してすぐに実演が始まります。
傾きは吸収してくれますが、上下の振動はカメラに伝わってしまいます。そのため歩きながら撮影している場面では、多少上下にガクガクしています。
しかしこれはモーターを使った3軸ジンバル(スタビライザー)でも防げないです。値段や重さを考えれば、許容範囲ではないかと思います。
Smoovieの特徴は、モーターを使っていないことです。そのためバッテリー不要であり、小型化と軽量化につながっています。
普通のスタビライザーは、ブレた方向と反対方向にモーターで動かすことで、ブレを除去します。しかしバッテリーとモーターを積むために重くなりがちです。
下のSmoovieの写真でも、非常にシンプルな構造になっています。本当にこれでブレを除去できるのか?という感じですが・・。
実は本体下側の棒が重りになっています。重りは重力で常に地面の方を向くため、その反対側についているカメラの向きも一定になるように固定されます。
スマホの重さは機種によって違うため、下部の棒の長さを調節することでいろいろな機種に対応できるようになっています。
Smoovieのジョイント部分は磁石を使っています。磁石の反発力でわずかに浮いているものと思われます。この構造上、搭載できるのはスマホやGoProのように軽くて小さいものに限定されています。重いものを積むためには、それだけ磁石も大型化する必要があります。
カメラを安定させると、犬のように動き回るものを追いかけて撮るときに役立ちます。
あるいは子供の動画を撮るときなどにも便利です。というより、動画全般なんでも役立ちますね。じっとして手で持っているだけでも、人間の手は微妙に動いてしまうので・・。
構造がとてもシンプルなので、すぐに使えるところもメリットです。右側の人がSmoovieを取り出して撮影しているところですが、同時に作業を開始した左の人はジンバルを取り付けようと苦戦しています。これは極端すぎる例ですが・・。
まとめ
お値段は、スマホ用が£11+送料£6で、£17(約2,600円)です。
GoPro用のアダプター付きのものは£14です。
2016/5/13まで注文受付中です。
コメント
上下の振動は3軸ジンバル(スタビライザー)で防げます。
1度でも使ったことがあるならわかると思いますが。
すいません、振動という書き方が、傾きのことなのか、上下の動きなのか、紛らわしかったかもしれないです。
3軸だと上下の傾きは吸収できますが、体自体が上下に動くところまでは吸収できない、ということを言いたかったです。吸収できるものは4軸補正になるんじゃないかなと・・。