市販のUSBケーブルの中にはひどい品質のものがある。そこで測定器を作った人が登場 | qooMeter(クーメーター)

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qooMeter(クーメーター)は、USBケーブルの品質を簡単に測定するメーターです。充電時の速度に影響する電圧を測ります。

使い方

qooMeter(クーメーター)の開発者は、USBの充電グッズをもともと作ろうとしていました。しかしその過程で、市販されているケーブルにはかなり品質にばらつきがあることに気がつきました。
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たとえばcharging cable burningで画像検索すると、ケーブルが燃えてしまった例が出てきます。
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ケーブルの品質を簡単に測定できるようにできないか・・そうしてできたのが、qooMeterです。
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qooMeterは、ケーブルによる電圧のロスを測定します。USBの規格では電圧は5Vになっていますが、ケーブルによっては電圧が下がっていることがあります。電圧が下がっていれば下がっているほど、充電が遅くなります。場合によってはケーブルを刺しているのに充電されない、ということも起こります。
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使い方はとても簡単です。充電器をテストするモードと、ケーブルをテストするモードがあります。充電器をテストする場合は、qooMeterを差し込むだけです。
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するとランプが光ります。
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ランプの色で、どれだけ電圧のロスがあるかわかるようになっています。
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ケーブルをテストする場合は、ケーブルの両端をqooMeterに差し込んで使います。
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対応しているケーブルは、MicroUSB、MiniUSB、Lightning、iPadの充電コネクタです。残念ながらUSB-Cのコネクタはついていないですが、その一方でUSB-Cのケーブルは質の悪いものが多いみたいです。むしろUSB-Cをテストする機能が一番必要かもしれませんね・・。
GoogleのエンジニアがAmazonで片っ端からType-C USBケーブルをレビューしている
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ケーブルの品質に差はあるのか?

USB-Cではない、従来のUSBケーブルの品質はどうなのか? そもそもそんなに差なんてあるのか?
実際に電圧を測った結果をYouTubeに載せている方がいました。この方はqooMeterの開発者とは別人で、使っている機器もqooMeterではありません。


下の画像はケーブルが短くて良好な場合です。出力側(左側の測定器)は5.0V、ケーブルを通った後(右側の測定器)も5.0Vでロスはありません。
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次の画像は一番悪いケーブルをつないだ例です。4.92Vから3.32Vに電圧が大きく低下しています。
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今度は別のケーブルで試しています。4.91Vから4.27Vへと下がっています。電圧はやはり下がっていますが、先ほどの例よりはかなりましです。確かにひどいケーブルというのは存在する、ということみたいですね。大差ないだろうと勝手に思っていたので、ちょっと意外でした。
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この方がまとめた結果がこちら。下から2番目のケーブルは日本でも見かけるAnkerのものですが、これが一番いいという結果になりました。さきほどの3.3Vのものだけずば抜けて悪いですね・・。
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充電の遅さというのはわざわざ時間を計らない限り体感しづらいです。知らず知らずのうちに遅いケーブルを使っている、なんてこともあるかもしれません。ケーブルの品質というのは見た目ではわからないので、こういう測定ツールはあれば便利そうです。

まとめ

お値段は$19+送料$8で、$27(約3,000円)です。
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