Indiegogo、手数料無料のチャリティカテゴリーをGenerosityという名前に変更

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Indiegogoが、チャリティカテゴリーを「Generosity」という名前で別サイトにしました。

内容

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Indiegogoは、アメリカを本拠地とするクラウドファンディングサイトです。Kickstarterと並んで有名です。
Indiegogoは以前からIndiegogo Lifeとして、チャリティ用のカテゴリーを設けていました。病気の治療費を募ったり、進学のための学費を募ったりするカテゴリーです。当然ながら非営利目的に限られています。
通常の募金と違い、各個人がキャンペーンをできるところが大きな特徴です。慈善団体を作らなくても、困っている人がそれぞれ自分でキャンペーンを立ち上げられます。
今回そのIndiegogo Lifeを「Generosity(寛容)」という名前に変更し、URLを別ドメインにしました。
https://learn.generosity.com/2015/10/introducing-generosity-by-indiegogo/
ドメインはindiegogo.comではありませんが、運営するのはIndiegogoです。現状、名前が変わった意外は大きな変更点はないようです。

手数料

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Indiegogo Lifeでは、他のカテゴリーと違い、手数料を無料にしていました。Generosityでもこの点は同様です。
Indiegogoを運営するにはサーバー代や、管理者の生活費、サポート人員、オフィスの賃料など、何かとお金がかかります。しかしGenerosityの運営費として寄付してくれる人がおり、それでまかなえている、とのことです。
公式サイトの説明(英語)
https://learn.generosity.com/pricing-fees/
ただし、資金の決済手数料は差し引かれます。クレジットカード会社にしろPayPalにしろ、お金を移動させるとパーセンテージで決済会社から手数料を徴収されます。この部分に関しては無料ではないです。
Generosityでは3%+0.3ドルを資金決済手数料としています。たとえば全プロジェクトを合計して1億円集まったとすると手数料は300万円です。さすがにここまで寄付でまかなうのは苦しいのだと思います。

Kickstarterでは

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以上はIndiegogoの話ですが、Kickstarterではどのようになっているのでしょうか。
Kickstarterでは、チャリティを目的としたプロジェクトを立ち上げることはできません。Kickstarterのルールで決まっています。
どうしてそうなっているのかはわかりませんが、理由の一つとして「クリエイティブなことをする場である」というKickstarterが掲げる理念があるのではないかと思います。新しい映画、新しい技術など、新しい何かを作る場であると自己定義してるのだと思います。
しかし例外もあるようで、先日は国連難民事務所と共同で、シリアの難民を支援するキャンペーンを運営が行っていました。
http://www.gizmodo.jp/2015/10/kickstarter_refugee.html
これは誰がどう見てもチャリティですが・・。どういうわけか運営自ら掟破りをしています。さすがに、ごくまれにしかしないつもりだとは思います。

まとめ

・IndiegogoがチャリティカテゴリーをGenerosityという名前に変えた
・別ドメインに移した
・Indiegogoの手数料は無料であるが、資金決済手数料は必要である

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