なんと博物館がクラウドファンディング!! 月面着陸したアポロ11号の宇宙服を、米スミソニアン博物館が保存する計画 Reboot the Suit(リブート・ザ・スーツ)

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Reboot the Suit1
Reboot the Suit(リブート・ザ・スーツ)は、月面着陸したアポロ11号の宇宙服を保存するというプロジェクトです。
このプロジェクトは、米スミソニアン博物館がKickstarterで資金集めを行っています。スミソニアンは世界的に有名な巨大博物館です。日本のテレビ番組にも出てきたりしますね。

内容

バズ・オルドリン宇宙飛行士と、有名な月面に立てられた星条旗。光圧ではためいています。
Reboot the Suit2
2019年7月でアポロ11号計画の50周年になります。ちょっと早いですが、50周年に備えてアームストロング船長の宇宙服をデジタルデータにし、さらに一般公開して後の世代に伝えよう、というのがこの計画です。
胸元にARMSTRONGという文字が見えます。
Reboot the Suit3
なぜ博物館がKickstarterで支援金集めをするのか? アメリカ政府の資金で運営しているのでは? という質問に対しては、こう答えています。
政府予算で建物の修繕費、冷暖房、展示物の補修などがまかなわれています。しかしこのプロジェクトのように新しい何かをする場合は、博物館が自力で資金集めをする必要があります。
どうせ資金集めをするなら、大勢の人が参加できるKickstarterの方が意義があるんじゃないか(企業から寄付を募るよりも)。博物館はそう言っています。
Reboot the Suit4
現在アームストロング船長の宇宙服は、一般には公開されていません。スミソニアンの温度管理された保管庫に保管されています。
月に行って帰ってくることだけを目的に作られており、100年以上保つことを想定しているわけではありません。そのため博物館で非常に大切に保管されているとのことです。一見頑丈そうに見えるので、そんなデリケートなものというのはちょっと意外ですね。
一般の展示室に公開するためには、宇宙服の劣化を防止する措置と、温度と湿度がコントロールされた展示ケースが必要です。
Reboot the Suit6
この計画ではスーツの3Dスキャンなどを行い、3Dデータを作ります。そのデータを元に、どうすれば宇宙服を現在の状態を維持しつつ一般公開できるか、を調べます。
3Dデータは、プロジェクトを支援するともらえます。3Dプリンタがあれば自分で模型を作れちゃいますね。
Reboot the Suit7
無事お金が集まれば、アームストロング船長の宇宙服はスミソニアン博物館に一般公開される予定です。50周年記念である2019年に予定されています。
下図は完成予定図です。
Reboot the Suit8

まとめ

・$11(約1,360円)支援すると、宇宙服の高解像度デジタルポスターがダウンロードできます。自分で印刷して楽しめます。
・$35で、3Dスキャンしたデータがもらえます。
2015/8/19まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/smithsonian/reboot-the-suit-bring-back-neil-armstrongs-spacesu

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