人間の聴覚を強化するイヤフォン。騒音だけ消して、話し声だけを聞く Here(ヒア)

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Here(ヒア)は、イヤフォンです。しかし音楽を聴くためのものではなく、外界の音をイヤフォンを通して聞くためのものです。
イヤフォンを通して聞くことで、電車の騒音だけ消して、話し声だけ聞こえるようにする、というようなことができます。
バトル系マンガでたまにある特殊聴覚みたいな感じでしょうか。HUNTERxHUNTERのセンリツ、ワールドトリガーの聴覚サイドエフェクトみたいです。

使い方

これがHere。コードレスですっきりしています。Earinみたいですね。
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設定はスマホアプリで行います。iPhoneとAndroid 4.3以上に対応しています。
地下鉄の騒音を消すSubwayモードに設定します。
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そうすると地下鉄の騒音が低減されます。しかし人の話し声は聞こえるので、話しかけられても気づかない、ということを防げます。
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騒音を消すだけだと、ノイズキャンセル機能つきヘッドフォンと変わりません。Hereの場合は、イコライザーをかけて外界の音を聞くことができます。
例えば生演奏をきいているときに・・
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スマホでイコライザーを操作して、今聞いている音を調節できます。低音を強化したり、高音がうるさいと思ったら高音だけ下げることができます。
生演奏の音を、聞いている人間が好きなように調整する、というのは今までになかった発想です。
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搭載機能

今自分の周りでなっている音の音量を下げる「リアルワールド・ボリューム調整」なる機能もあります。まるでスピーカーのボリュームを変えるかのように、人間の耳のボリュームを上げ下げできます。
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エフェクトをかけて外界の音を聞く機能。リバーブ(風呂場のような反響音)や、ぎゅーんといううねり効果などをかけることができます。単なる部屋がコンサートホールになる、と開発者は言っています。
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ノイズ低減も、地下鉄モードの他にいくつかモードが搭載されています。
飛行機のエンジン音、赤ちゃんの泣き声、交通騒音、群衆のざわめき、などいろいろな音を低減させることができます。
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充電は専用ケースに入れて行います。バッテリー持続時間は6時間です。これだけ小型なのでバッテリー持ちは悪いですね。
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仕組み

Hereは、マイクとスピーカーが一体化しています。
(1)のマイクが周囲の音を捉え、内部のコンピューターがエフェクトをかけます。処理後の音を(3)のスピーカーがならすという仕組みです。
更に(3)のスピーカーが鳴らした音を(4)のエラー訂正用マイクで拾い、意図した音と違っている場合はエフェクトを再調整します。
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今までにない、全く新しいデバイスです。画期的なところがよかったのか、開始二日で2000万円を超えています。

まとめ

普通では聞こえない小さな音を聞こえるようにできたら、それも面白いかもしれません。地獄耳機能というところでしょうかw
お値段は$179(約22,100円)です。残念ながら現状はアメリカのみに発送で、日本からは注文できません。
2015/7/1まで注文受付中です。

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