Petzval 58(ペツヴァル)は、人物や物の周囲をぼかせて撮ることができるレンズです。特徴的なのは、ボケ具合を調節できることです。
Bokeh Control Art Lensと名付けられています。bokeh(ボーカー)=ボケ、です。日本語のぼけ由来の英単語です。
使い方
こちらがPetzval 58で撮った写真です。普通の人物写真ですが、周囲がボケて印象的な画面効果が生まれています。焦点距離は58mm単焦点です。
このレンズを使うと、中心へ向かうように見える(正確には円形)ぼけ方をするところが特徴です。人物が非常に強調されます。
一眼レフでも背景をぼかすことはできますが、もっと自然な感じになります。このレンズはある意味わざとらしいぼけ方ですが、インパクトはあります。
ぼかし方はレンズについているレバーで調整することができます。こちらは先ほどよりソフトなぼかし方で撮っています。
モノクロにするとダイナミックな感が生まれます。
こちらもモノクロ。画面外側を強制的にぼかすので、人物の右側も一部ぼけています。
実写ファンタジー映画のような一枚。
もちろん人物だけでなく、鳥にも使えます。
仕様
Petzval 58は、キヤノンのEFマウントとニコンのFマウントという一眼レフ用の規格に対応しています。
ぼかし方の調節は、レンズについているレバーを回転させることで行います。
ピントはネジの部分を回して行います。オートフォーカスではないので、動きのあるもの、一瞬でとらないといけないものには不向きです。
仕組みは下図の通りです。レンズの中心部分では、ピントの合っている場所とセンサーがぴったり一致しているので、ピントがあった画像になります。
しかしレンズ外側では、イメージセンサーの手前の位置でピントがあっています。センサーの位置では、画像がピンボケするというわけです。
まとめ
特殊撮影用のレンズですが、カメラが好きな人は意外と多いようで、6100万円集まっています。
お値段は$525+送料$40で、$565(約69,900円)です。
2015/6/27まで注文受付中です。
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