3Dプリンターと違い金属製品も作れる、小型の切削加工機 CNCフライス Nomad 883(ノマド883)

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Nomad 883(ノマド883)は、ドリルで素材を掘削する機械です。
いわば自動で彫刻をしてくれる機械です。形状を入力すると自動でドリルの位置を変えて掘削してくれます。CNCフライス(コンピューター数値制御フライス)という種類の機械です。

1分43秒の当たりで実際に削っている場面があります。

3Dプリンターとの違い

CNCフライスも3Dプリンターと同じように立体的な物体を作ることができます。しかし3Dプリンターと違って、素材にいろいろな物を使うことができます。例えば金属です。
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このどくろはNomad 883を使って彫ったものです。金属製です。普通の3Dプリンターだと金属製品は作れません。
金属粉を溶かして固める3Dプリンターもありますが一般的では無いです。レーザーで金属粉が溶けるぐらい高温にしないといけないので、家庭でというのはなかなか難しいのではと思います。その点CNCフライスならば削って作るので、温度は常温でよいです。
なお掘削できる金属は真鍮とアルミニウムです。

木製品も

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また木も削れるので、木工品も作れます。3Dプリンターでも木製っぽい素材(フィラメント)というのはあるので、ある程度代用できます。どうしても本当に木製のものを作りたい、というならCNCフライスがいいでしょう。

PCB(回路の基盤)

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回路基板に使うPCBも作れます。

CNCフライスの弱点

弱点は、ドリルの歯が欠けて交換が必要になることがあります。この点は3Dプリンターより不利です。
また内部が中空の物は作れません。外からドリルで削るという方法なので、中身だけ削るということはできないです。この点は3Dプリンターの独断場です。
また裏面を彫ろうとすると、表を彫ったあとに裏返す必要があります。
まとめると、形状の自由度や、使う時の手軽さ3Dプリンターが上、いろいろな素材を使えるという点ではCNCフライスが上です。

既に市販品もある

個人用のCNCフライスはNomad 883が発ではありません。日本のRoland DGがiModelaというものを発売しています。
Nomad 883はKickstarterでは$1899(約19万円)、iModelaは81,000円なので、圧倒的にiModelaの方が安いです。
ドリルの力や掘削できる素材に差があると思うので、単純に価格だけでは比較はできません。しかしそれは両方試さないとわからないので、どちらがいいか不明です。
ただ最初に試すなら、値段の面で優位性のあるiModelaだと思います。
 
 
Nomad 883は2014/5/31まで資金受付中です。

 

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