BrewJacket Immersion(ブリュージャケット・イマージョン)は、温度を下げる機械です。ビールの製造に使います。
ビールの製造方法とは?
ビールの製造方法を簡単に説明すると、大麦の種を発芽させたもの(麦芽)と、ビール酵母という菌を混ぜます。するとビール酵母が麦芽を栄養源として消費し(発酵)、副産物として二酸化炭素とアルコールを発生させます。味付けとしてホップという植物も加えます。
これが大まかな流れです。しかし重要なポイントとして、温度管理があります。おいしいビールを造るには最適な温度を保つ必要があります。
しかし酵母が麦芽を消費すると、そのときに熱が発生して温度が上がってしまいます。人間でも食事をすると体温が上がったりしますね。そのため冷却する必要があります。
このブリュージャケット・イマージョンは、そのための機械です。温度を設定しておくと、指定した温度になるように冷却してくれます。
なお日本ではアルコール1%を超える酒の製造には免許が必要です。
冷却方法
冷却方法の詳細は公開されていませんが、冷蔵庫やクーラーのような空気圧縮を使う方法ではないです。固体冷却クーラーとのことです。ペルティエ素子という冷却用の半導体がありますが、そういったたぐいの物ではないでしょうか。
ブリュージャケット・イマージョンにはロッドがついており、この部分がビール現役から熱を吸い取ります。上の部分に突いているヒートシンク(櫛になっている部分)で熱を空気中に発散させます。
アメリカでは2013年から全ての州で、個人のビール製造は合法になりました。その影響で起案者は作ったのでしょうか。
うまいこと作ればおいしそうですね。
ピューリタニズム的な伝統で、アメリカでは酒に対して厳しいですが、個人で飲む分には別にいいよ、という感じなのかなと思いました。
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