Kickstarterのプロジェクト成功率と支援金額

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先日ネットコンシェルジェさんが、Kickstarterのファッションジャンルについて書かれていました。ファッションプロジェクトの成功率(目標資金に到達した割合)はどのぐらいか、などです。
2014年4月の時点で、ファッションは非常に難関で、全体の成功率43.55%に対して29.53%しかないという話です。
このブログでは主にテクノロジーとゲームについて取り上げていますが、どのぐらいでしょうか。テクノロジーは34.67%、ゲームは35.29%と、ともに全体平均より低いです。(これも2014年4月の時点です)

平均を引き上げているのは?

一方で成功率が高いのは、ダンスの70%、シアターの64%、音楽の55%です。また音楽はプロジェクト件数が28,723件と数が多く、これが平均を引き上げています。
シアターは5,882件、ダンスは1,838件です。テクノロジーは4,192件、ゲームは9,385件です。
https://www.kickstarter.com/help/stats

プロジェクト一つ当たりの出資金額

プロジェクト一つ当たりの出資金額はどうでしょうか。ここでの出資金額は、成功であれ失敗であれ集まったお金です。目標金額以上に集まった分も含めています。(目標額の合計は統計として公表されていないです)
Technology 32,075
Games 24,478
Design 20,774
Comics 6,926
Food 6,880
Film & Video 5,907
Fashion 5,513
Theater 3,976
Music 3,784
Dance 3,367
Photography 3,200
Art 3,033
Publishing 2,965
単位はUSドルです。
集まった金額はテクノロジー、ゲーム、デザインが非常に高いです。
この表は出資金額であって目標金額ではないです。ですから目標金額が高いテクノロジーとゲームは成功率が低い、とはこの表からは言えないです。
またゲームと一口に言っても、ボードゲームとビデオゲームでは集める金額が全然違います。ビデオゲームは目標金額が1000万円を超えることがありますが、ボードゲームではそこまではないと思います。極端な例では、稲船敬二さんのビデオゲーム「Mighty No.9」は3億8000万円集めました。

まとめ

・テクノロジーとゲームは現時点では成功率は平均より低い
・テクノロジーとゲームの、1プロジェクト当たりの金額はかなり大きい

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