ヘリとして上昇、飛行機として時速100kmで飛行できるドローン(無人機) X PlusOne(Xプラスワン)

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X PlusOne1
X PlusOne(Xプラスワン)は、ヘリとして上昇飛行機として水平飛行できるドローン(無人機)です。
ヘリのように滑走路なしで離陸可能、ホバリング(空中で静止)可能でありながら、航続距離が長いというメリットがあります。速度は時速100kmまで出ます。ヘリ型では難しい数字です。
それにしても、ドローン業界は変化が早いですね。次々と新しいものが出てきます。

使い方

プロペラを4枚装備しています。プロペラが上に向いている状態で離陸します。
X PlusOne2
離陸後、徐々に傾いていきます。
X PlusOne3
かなり上昇しました。角度は45度ぐらいでしょうか。
X PlusOne4
水平飛行に移りました!
X PlusOne5
あっという間に遠くまですっ飛んでいきました。ヘリ型と比べるとむちゃくちゃ速いです。
X PlusOne6
こちらはホバリング(静止)しているところ。飛行機型のドローンではできない芸当です。カメラ撮影時はホバリングしている方が便利なので、有用な機能だと思います。
X PlusOne7
カメラも搭載しています。独自カメラ以外に、GoProを積むこともできます。
X PlusOne8
主なスペックは以下の通りです。
最高速度: 時速100km
飛行時間: 10-15分 (天候、操作に依存)
本体重量: 1.27 kg
最大貨物重量: 453 g
X PlusOne9
動画はこちら。1分30秒からデモが始まります。

 オスプレイとの違い

V22-Osprey

画像ソース: https://www.flickr.com/photos/39463459@N08/7551285720

ヘリ+飛行機というと、米軍のオスプレイが最初に思い浮かぶのではないでしょうか? X PlusOneはオスプレイに近いですが、プロペラの角度が変わらない、という点が違います。
オスプレイは、機体とプロペラの間の角度を変えることでヘリから飛行機へと切り替わります。一方でX PlusOneはプロペラ角は変化しません。機体の向きそのものが変わります。
これは無人機だからできることで、人間が乗っている場合にはほぼ無理です。機体の向きが90度変わってしまうので、もし人間で同じことをすると、座って乗っていたのにいつの間にか真横になっていた、なんてことになります。

飛行機型のメリットは?

ドローンは一般的にヘリ型の方が多いです。離着陸が簡単、ホバリング可能、微速前進可能というメリットが大きいためです。
一方で飛行機型のメリットは速度が速い、航続距離が長い(遠くまで行ける)という点です。
X PlusOneは両方のメリットを持っており、技術的にはすごいです。動画を見ている限りでは安定して水平飛行に移っていますが、これは苦労したのではないかと思います。
ただ普通の人の用途として水平飛行が必要か? というと、あまり要らないと思います。どうしても価格が上がってしまいますが、それでも必要か?というと、難しいのではないかと思います。
Amazonのような配達用途や、軍事利用にはいいかもしれません。空軍ではなく、歩兵がドローンを飛ばして敵地を偵察する、というのはあり得る話だと思います。

まとめ

お値段は$479+送料$75で$554(約66,200円)です。
Zanoは2万円台でカメラ搭載+自動追尾ですが、これと比べるとかなり高いです。
2015/1/15まで注文受付中です。

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