料理を「プリント」できる3Dプリンター Foodini(フーディーニ)

スポンサーリンク

f282c8e74db8861238810aa26d0e9e5d_large
フーディーニは食べ物を作れる3Dプリンターです。上の画像はフーディーニで作ったお菓子です。3Dプリンターならではの複雑な形状です。
フーディーニで作れるものはお菓子だけでなく、他の料理も作れます。
o
こちらはスイートポテトをぐるぐる巻きにしたものです。

世界初競争?

フーディーニは食べ物を作れる3Dプリンターとして世界初か、もしくは2番目になるかと思います。ChefJetという3Dプリンターもあり、こちらも2014年後半を予定しています。
食べ物を出力できる3DプリンターとしてはChefJetというものもありますが、ChefJetの方は大型で5000ドルします。Foodiniは大きなもの(ウェディングケーキなど)は出力できないですが、その代わり1200ドル(12万4000円ぐらい)という点が魅力です。Kickstarterでは早期購入割引をしており、数量限定で1000ドルになっています。

料理を「プリント」する手順

7999a61134375ca39e43e88fc1228acc_large
フーディーニを使う場合、以下の手順を行います。
1. 食材を煮る、焼く、などしておく
2. フーディーニのカプセルに食材を入れる
3. フーディーニがカプセルの中の食材をプリントする
フーディーニには空のカプセルがついており、ここに食材を入れるというのが、人間がする主な作業です。カプセルは再利用できます。
カプセルに入れた食材は、生クリームを絞るようにしてフーディーニが下から上へ積み重ねていきます。この部分は普通の3Dプリンターと同じです。
作れる料理は、パスタ(ラビオリ、グノッチ、スパゲッティ)、バーガー、チキンナゲット、キッシュ、ピザ、クッキー、クラッカー、ブラウニー、チョコレートなどがあります。

食材

foodini2
使える食材には制限があります。たとえばトマトソースだと、粘りけがなさ過ぎてプリンタのノズルからすぐにこぼれてしまいます。一方で、あまりにも粘りが強すぎるものも使えません。ノズルが詰まるからです。このあたりは注意が必要ですね。普通の3Dプリンターにもいえることですが、万能の道具ではないです。
またノズルはそこそこ太いので、細かい模様は作れないようです。上の方に載っているスイートポテトの画像もそうです。これはノズルが細すぎると詰まってしまうからだと思います。食材を使うという制限上、どうしようもないかなと思います。

インターネット接続

foodi
フーディーニにはタッチスクリーンがついており、インターネットに接続してレシピをダウンロードできるようになっています。レシピはもちろん、PCやスマホからでも見ることができます。
レシピの投稿ももちろんできます。3Dプリンタなので高さ方向にもいろんな形が作ることができます。そこを生かしたおもしろいレシピを投稿する人がでてきたら楽しいですね。

寸法など

寸法: 43.8cm(幅) x 43.0cm(奥行き) x 43.0cm(高さ)
重さ: 10kg
タッチスクリーン: 7インチ、Anrdoidベース
ターンテーブル: 直径 26cm
フードカプセルの容量: 一つあたり 123ml
セットできるカプセル: 5個
10kgと軽くはないですが、運べないということもなさそうです。
フーディーニ、すごくおもしろいです。値段も10万ぐらいなら手の届く範囲ですし、最初の製品としては十分安価ではないでしょうか。
出資したい方はKickstarterへどうぞ!

コメント