形状記憶合金内蔵、板の堅さをスマホから調整できるスキー板 | Verispellis Skis(ベリスペリス・スキー)

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Verispellis Skis(ベリスペリス・スキー)は、板の堅さをスマホから調整できるスキー板です。

使い方

Verispellis Skis(ベリスペリス・スキー)は、スキーの板です。しかし普通の板と大きく異なる部分があります。
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スマートフォンの専用アプリから設定を変えます。
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するとスキー板の堅さを変えることができます。その時の雪のコンディションや滑る個人に合わせて、板の堅さを調整できるというものです。
板なのに堅さなんて変えられるのか? しかもスマートフォンから? 最初筆者も疑問に思ったのですが・・・
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実は板の中には、ニッケル・チタン合金が入っています。さらに合金の下には電気ヒーターが入っています。
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このニッケルチタンは形状記憶合金で、温度が下がっているときは変形させることができます。しかし温度が上がると元の形に戻ろうとします。
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ここでヒーターが出てきます。板に内蔵しているヒーターがオフの状態では雪によって冷やされているので、合金部分は曲がりやすくなります。
しかしヒーターをオンにすると形状記憶合金が元の形に戻ろうとする、すなわち曲がりにくくなります。これによって板の堅さを調整しています。
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しかしなぜ板の堅さを調整する必要があるのか? これはスキーのターンに関係しています。人間の足はスキー板の真ん中あたりに置かれます。ターンする時にスキー板に体重がかかると、板の真ん中あたりに力がかかり、凹型にたわみます。凹型になった板は自然と進路が変わります。
つまり板の堅さによってターンの仕方が変わってきます。そこで堅さを調整しよう、という発想です。
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形状記憶合金はいいが、スキー板が重くなるのではないか? この点について開発元は、合金の重さはビンディングに比べたらそれほどではないと答えています。一方でヒーター用にバッテリーを搭載する必要がありますが、この分は確実に重くなります。
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色は、Dusk(夕暮れ)とDawn(明け方)の2色用意されています。
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まとめ

お値段は$1,350+送料$200で、$1,550(約164,300円)です。
2018/4/8まで支援受付中です。

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