15億円到達、レバーをひねってハチミツを簡単に収穫できる巣箱 | Flow Hive 2(フローハイブ2)

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Flow Hive 2(フローハイブ2)は、レバーをひねってハチミツを簡単に収穫できる巣箱の改良版です。今回の2は、現時点で15億円に到達しています。

使い方

2015年3月、Flow HiveというプロジェクトがIndiegogoに登場しました。ミツバチの巣箱なのですが、はちみつを簡単に収穫できるというところが特徴です。
このプロジェクトは大きな話題を集め、Indiegogo掲載1日目で2億6000万円に到達しました。養蜂をしている人にしか役に立たない道具であるにも関わらずです。スマートフォンのように誰でも持っている物ではないです。
Indiegogo上に表示される金額は、最終的に14億円まで到達しました。


そして同じ開発元が今回作ったのが、Flow Hive 2です。ユーザーから寄せられた意見を反映し、もう一度一から設計しなおしました。
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ミツバチの巣箱にハチミツをためます。しかし収穫するのは一苦労です。刺されないように防護服を着て、煙で蜂をおとなしくさせて、巣箱から巣を取り出し、巣からハチの作る蜜蝋を取り除き、はちみつを収穫し、今度はハチの巣を戻して・・というような長い手順が必要です。
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その作業を効率化しようというのが、Flow Hive 2です。蜜を取り出すときは巣箱についているレバーを回転させます。
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置いた瓶の中にハチミツが流れ込み・・・
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どんどんたまっていきます。
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大幅に簡単な作業でハチミツを収穫できるというシステムです。
なおデモでは防護服なしで作業していますが、実際には防護服が推奨されています。蜂の状態、人間の熟練度などに依存しますが、最低でも顔にベールをつけたほうがよいとのことです。
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この仕組みがなかなかおもしろいです。Flow Hive 2の中の蜂が巣を作ります。透明になっており、どの程度蜜が溜まったか見えるようになっています。
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通常状態ではFlow Hive 2は六角形になっています。
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しかしレバーを差し込んで動かすと・・・
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六角形のパーツが互い違いになります。蜂は蜜蝋を作ってFlow Hive 2に蓋をしていますが、パーツが互い違いになることにより蜜蝋の蓋が壊れます。その結果、蜜だけが下に落ちていきます。
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六角形が互い違いになるという基本的な仕組みは初代と同じです。しかし今回の2は細かい改良が施されています。例えば設置時に傾いていないかどうか調べる、水平水準器が内蔵されました。
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木製フレームのパーツは、今回はレーザーカッターで切断して製造されるようになりました。これにより工作精度が上がりました。
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蜂の換気のための通気口も設けられたり・・・
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両側に観察窓が作られたりしました。
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細かいことですが棚も作られたため、収穫用の瓶を置きやすくなりました。
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まとめ

お値段は$699(約74,500円)です。Indiegogoでは現状日本への発送は行っていません。
アメリカ、カナダ以外への発送は、Indiegogoでの後自社webサイトで販売するときに行う予定です。
Indiegogoで期限なしの随時受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/flow-hive-2-innovation/x/8276897#/

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