Indiegogoが、またもKickstarter発のプロジェクトに資金提供 Knocki(ノッキ)

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IndiegogoとARROW社による資金提供キャンペーンで、新しいプロジェクトが選ばれました。しかしこのKnockiは、またもライバルプラットフォームであるKickstarter発のプロジェクトです。

Control your world from any surface: Knocki wins $100K in Flash Funding from Arrow

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Knockiとは

今回選ばれたKnocki(ノッキ)というプロジェクトは、2016年5月にKickstarterに登場したプロジェクトです。

テーブルをノックして電気のオンオフ。身の回りのものをスイッチに変えるグッズ | Knocki(ノッキ)

例えばKnockiをテーブルに置きます。そしてテーブルを「コンコン」とノックします。

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すると電気スタンドが点灯しました。ここのようにKnockiは、身の回りにあるものをスイッチに変えるというグッズです。

この場合では電気スタンドですが、音楽の再生やエアコンのオンオフなど、インターネットに対応した電化製品を操作することができます。

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Knockiを思いついたきっかけ

創業者の二人がKnockiのアイデアを思いついたのは、子供と遊んでいたときでした。

子供の一人が手の届かないところにある電気のスイッチを入れるために、箱を積み上げていました。その時創業者は「壁全体がスイッチになったらおもしろいんじゃないか?」と思いました。

すでに同様のことをできる製品がないか探したところ見つからなかったので、では自分たちで作ろうということになりました。

最初の製品

しかし彼らが作った最初の製品は、現在のKnockiではありませんでした。最初に作ったのは、Sleepraという製品です。これは睡眠状態を記録し、なおかつベッドを揺らして起こしてくれるという目覚まし機能も持っています。

それに加えてベッドを触ることでジェスチャーを認識します。ベッド全体をユーザーインターフェイスに変えるというグッズです。

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スタートアップ企業の支援団体(アクセラレーター)にこのアイデアを持ち込んだところ、本当に需要があるかどうか確認せよという話になりました。そこでショッピングモールなどに持っていき消費者の反応をうかがいました。

結果はいまいちでした。目覚ましと睡眠記録はいいものの、ベッドでジェスチャーをするというのが奇妙である、というのが反応でした。

今から振り返って後だし批評をすると、Sleepra三つの機能がバラバラで何がしたい製品なのかよくわからない、と思います。しかし最初は何をすべきなのかわからず、試行錯誤の中で見えてくるものもあります。最初から100%成功するのは無理です。

Knocki誕生

Sleepraで迷走してスタッフの加入などがあったあと、最終的にKnockiの試作品ができあがりました。Sleepraのベッドジェスチャーの部分だけを取り出したかのようです。冒頭に書いたノックで操作するという、非常にコンセプトが明確な製品になりました。

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そして試作品を手に、2016年5月にKickstarterにプロジェクトを掲載しました。Kickstarterでは最終的に110万ドル(約1.2億円)集まり、大成功に終わりました。その後Indiegogoにもプロジェクトを載せました。

ARROW社の認定

Indiegogoに載せた後、開発チームはARROW社の認定プログラムに申し込みました。ARROWはニューヨーク証券取引所に上場している電子部品の販売会社で、Indiegogoと提携して有望なプロジェクトに認定を与えるというキャンペーンをしています。

この認定をプロジェクトが得られると、ARROWから量産などに関するアドバイスを得られます。量産するには、試作品を作るのとはまた違った技術が必要になります。たとえば部品をどれだけ調達するかといった予測も必要です。この点でARROWのアドバイスは役に立ったと、Knockiの創業者は語っています。

資金提供キャンペーン

そして認定だけでなく、ARROWから10万ドル(約1100万円)の資金も今回獲得しました。特に有望なプロジェクトに、ARROWが無償でお金を提供するというものです。返済不要であり、かつ会社の経営権も減らさなくてよいという、非常に都合のいい資金です。

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この資金提供キャンペーンはARROWとIndiegogoが提携して行っています。今回のKnockiは、もともとはライバルであるKickstarter発のプロジェクトです。しかしそこにはあまりこだわらずプロジェクトを選んでいるようです。

Indiegogoは以前にもKickstarter発のプロジェクトを採択していました。とても寛大ですね。選択肢を狭めないという点で、何が選ばれるか興味深いと思います。

【参考】Kickstarterで支援時、必ず知っておくべきこと


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