Cubiio(キュービオ)は、手のひらサイズの小型なレーザー彫刻機です。
開発元は台湾です。
使い方
レーザーを使って物を切断したり、表面に線を描くレーザー彫刻機という工具があります。しかしこれらは通常かさばります。 画像出典: Wikipedia
業務用ではない、個人用のレーザー彫刻機も何度Kickstarterに載っています。例えばLaser Cubeは個人向けでかなりコンパクトですが、それでも設置場所が必要です。
https://www.kickstarterfan.com/archives/2779
今回のCubiio(キュービオ)は、レーザー彫刻機でありながら、サイズを非常に小さくしたものです。手のひらでつかめるぐらいの大きさです。
レーザーで刻むという基本的な機能は変わりません。しかしとても小さいので、わざわざかさばるものを部屋に置きたくない場合でも、Cubioなら気軽に置いておけます。この点がメリットです。引き出しの中にでもしまえます。
Cubioは、加工したいものに向けて設置します。Cubioを直接置いてもいいですし、カメラ用の三脚も使えます。三脚自体は付属していません。
図形を設定して書き込みを開始すると、レーザーが照射されます。
薄い紙ならば切断することができます。
出来上がりがこちら。ふちを鮮明に切り抜けました。
下の画像の右側は、段ボールを切り抜いています。
あるいは薄い革も切り抜いたり表面に刻んだりすることもできます。右側は木製スプーンの表面にレーザーで刻んでいます。
小型であることを活かして、棚の中から刻むこともできます。据え置きではできない使い方です。
靴箱にしまう靴の種類を刻むことができました。この場合の木は厚みがあるため切断には至らず、表面が焦げるのみです。木の場合は1.5mmまで切断に対応しています。
変わった使い方では、キッチンで使うというのもあります。
パンケーキの表面にレーザーで模様をつけることができました。
あるいは紙を切り抜いて文字を描き・・
できたものを型紙として、カプチーノの上に置きました。
上からパウダーを振りかけます。
するとNice Dayとカプチーノの上に描くことができました。Niceの場合はあらかじめ型紙を用意していてもできますが、Cubioならその場でメッセージを刻んだり
日付を入れたりといった使い方ができそうです。
マカロンや海苔の表面に刻む例も載っています。
電源供給はMicro USBです。コンセントにつながなくていいというのも、手間が少なくてよいと思います。
机の上に置いてノートの表紙に刻んでいます。
ただ横置きにする場合は、アクシデントで目にレーザーが入らないよう慎重に注意しなくてはいけませんね。例えばノートが転倒した場合とか、Cubioに何かが当たって向きが変わった場合というのも考えなくてはなりません。
Cubioには目の保護用にゴーグルが付属しています。Cubioを使う場合はこのゴーグルをかける必要があります。ゴーグルをかけている場合でも、レーザーを直接見ないことが推奨されています。
また自分以外の誰かが部屋に入ってきた場合、ゴーグルはかけてないでしょうから、そこも注意が必要です。
オプションで作業用のケースもあります。レーザーが外に漏れないようにし、かつ換気用のファンとフィルターが付属しています。Cubioを駆動するための電源もあります。
操作は専用アプリから行えます。iOSとAndroidに対応しています。フリーのドローソフトであるInkscapeで図形を作ることもできます。
まとめ
お値段は$299+送料$25で、$324(約35,800円)です。
本体、SDカード、USBケーブル、ゴーグルのセットです。
2017/9/20まで支援受付中です。
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