車のターボみたい。エアコンの排気を利用して、冷却効率を上げる道具 | Mistbox (ミストボックス)

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Mistbox (ミストボックス)は、エアコンの電力消費量を抑える装置です。エアコンの排気を利用します。

使い方

地球温暖化を防ぐために、CO2排出量の削減が叫ばれています。一方で、エアコンの普及率は高まっています。電化製品に関連するCO2排出量は、アメリカだけでも年間1億1千7百万トンにも及びます。
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このMistbox (ミストボックス)を使えば、電気を節約でき、ひいてはCO2排出量の削減にもつながるのです。この装置はエアコンの室外機に取り付けて使います。これは、エアコンではなく、エアコンの室外機をコントロールし、電気の消費量を押さえるものなのです。
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この装置は、次の三つから成り立っています。これはセンサーです。室外機の状態を検知します。室外機の背面に、専用の金具で取り付けます。
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これはミスト発生装置です。室外機の温度が上がりすぎたとき、この装置でミストを発生させて温度を下げます。同様に、室外機の背面に取り付けます。
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風力発電機です。室外機からの風を受けて発電し、Mistboxで使う電気をまかないます。室外機の吹き出し口に取り付けます。
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庭の水道などにホースをつないで、水を供給すれば準備完了です。
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この装置はSIMカードを内蔵しています。スマホに専用のアプリをダウンロードすることで、センサーを通じてエアコンの室外機の状態を知ることができます。
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では仕組みです。エアコンの室外機は外部にあって、室内の熱い空気を冷やしています。
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ですが、外の気温が上がると室外機自体の温度も上がってしまい、熱い空気を冷やすのによけいに電気が必要になってしまいます。
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そこで、この装置は、室外機の温度が上がったことをセンサーが検知すると、ミストを発生させます。ミストが蒸発するときに室外機を冷やし、効率を上げるのです。打ち水とか、汗がかわいたときに体が冷える現象に近いです。
Mistbox自体にも電気が必要です。しかし前述の風力発電機を使い、室外機から出る空気流を使って電気を作るようになっています。通常なら室外機から出ていくだけの空気を再利用しているので、余計な電気を使わずに電気代の節約になるという仕組みです。自動車のターボチャージャーみたいですね。
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この装置を使うと、電気の使用量を20%から38%削減することができます。
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これがあれば、環境問題に貢献できて節電にもなるので一石二鳥ですね。

まとめ

お値段は$399(約44,600円)で、スマホの接続料やフィルター交換などを含む月々の使用料は$10(約1100円)です。現在、サービス対象国はアメリカとカナダのみとなっています。
2017/8/14まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/19381/mistbox-energy-saving-device-proven-to-cut-ac-bill

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