エイリアンの頭を彫れ! 義春刃物から出た新しすぎる彫刻刀の使い方 | SofViCK

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SofViCK(ソフヴィック)は、エイリアンの頭を彫刻刀で彫るという、という異色のグッズです。
開発元は日本の会社、義春刃物です。

なぜエイリアンなのか?

義春刃物(よしはるはもの)は岐阜県の関市にある、彫刻刀などの刃物を作っている会社です。この義春刃物が今回世に送り出したのが・・
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このエイリアンヘッドです。もろにエイリアンの頭です。
しかし刃物の会社なのに、なぜエイリアン・・? 普通に考えると、まるで関係なさそうです。これには意外なエピソードがあります。
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実はこのプロジェクト、「彫刻刀をもっと世界中の方に親しんで欲しい」という開発元の思いから始まっています。彫刻刀は普通に使おうとするとなかなか大変です。木を削って造形して・・となると、時間もデザインセンスも必要です。
そこで開発元は「木以外ならどうか?」と考え、ゴム製のボール、サンダル、お菓子など、彫れそうな製品を片っ端から彫刻刀で彫ってみました
その中で、ウルトラマン怪獣のソフビを彫った時にものすごく気持ちよく彫れ、さらに彫った後の見た目もとてもユニークなものになりました。「コレだ!」と思い、ソフビ人形と彫刻刀をセットにしたものが、今回のSofViCKです。
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使い方

まず彫る前に、鉛筆などで下書きします。いきなり彫るよりも、あらかじめ描いておいた方が楽です。
彫る前のエイリアンヘッドは真っ黒です。
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そして真っ黒な頭に、彫刻刀で彫っていきます。色つきのソフトビニールの上に黒い塗料が塗ってあり、彫った箇所は下の色が見えるという仕組みです。
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エイリアンヘッドはソフトビニール製なので、とても柔らかくなっています。サクサク彫り進むことができます。
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掘り終わると不気味なエイリアンのできあがりです。
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セットになっている彫刻刀は一本だけではありません。異なる刃先を持った物が複数用意されています。
彫刻刀のデザイン自体も伝統的な物と違い、エイリアンを想起させる青っぽい色使いになっています。世界観が統一されていますね。
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使う彫刻刀によって、まっすぐな線を引けたり・・・
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くり抜くような彫り方ができたりします。下の写真では、ポリゴンみたいなデコボコのある目になっています。
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あるいは細かい模様を刻んだりもできます。
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彫り方によって、いろいろなできあがりになります。特撮ヒーローみたいなデザインだったり・・・
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銃弾で撃たれたようなデザインだったり・・・
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目にスマイルマークの入った、おしゃれなエイリアンヘッド(?)なんかも作ることができます。
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実際に試してもらった人からアンケートを取ったところ、思ったよりも簡単だった、という意見が多い結果になりました。やはり材料にソフビを選んだというところが効いているんじゃないでしょうか。
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動画はこちら。エイリアンの頭をゴリゴリ彫っている場面が出てきます。台詞はありませんので、英語のリスニングは不要です。

なぜかはわかりませんが、アメリカではエイリアンやゾンビに人気があります。古くはE.T.やXファイル、最近だとDELLがエイリアンをモチーフにしたPC「エイリアンウェア」なんてものを売っています。
学校の授業で彫刻刀を使う日本と違い、海外ではそこまで彫刻刀になじみがありません。そこでなじみのあるエイリアン(笑)と組み合わてはどうか? というわけです。道具の使い道使い方自体を、新しく提案しているわけですね。面白いアイデアじゃないでしょうか?

まとめ

お値段は$34(約3,800円)です。日本への送料は無料です。
2017/4/1まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/403476566/sofvick-create-unique-alien-figures-no-experience?token=2989ef26

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