確かにこれならパンクしない・・中身がスカスカの自転車タイヤ | Nexo Tires(ネクソタイヤ)

スポンサーリンク

Nexo1.jpg
Nexo Tires(ネクソタイヤ)は、パンクしないタイヤです。読んでみると、ああなるほど、という感じです。

使い方

近年自転車が注目されてきています。燃料不要(腹は減りますが・・)、運動不足解消といったメリットがあります。
Nexo7.jpg
自転車のタイヤは、空気を使って膨らませています。自転車に乗っているときに遭遇するトラブルとして、タイヤのパンクがあげられます。そう頻繁に起こるわけではありませんが。
Nexo8.jpg
Nexo Tiresの開発者は自転車ショップをやっていましたが、お店に来る客の相談として多かったのがパンクであったとのことです。
そこで生み出されたのが、Nexo TiresとEver Tiresという2種類のタイヤです。どちらもパンクしないタイヤですが、いくつか違いがあります。
Nexo10.jpg

Ever Tires

まずEver Tiresの方です。下の画像は何に見えるでしょうか? ホイールのようにも見えますが・・。実はこれがEver Tiresです。
素材はプラスチックポリマーです。軽量化のためか穴が大量に開いています。
Nexo9.jpg
タイヤの中には空気チューブはありません。そもそもチューブどころかスカスカです。このためピンやカミソリを刺してもパンクして、タイヤが平たくなりません。
空気入れも不要です。というか、できません。
Nexo14.jpg
Ever Tiresの方はホイールとセットになっています。自転車に取り付けるには、ホイールごと交換します。
Nexo13.jpg

Nexo Tires

もう一つはNexo Tiresです。こちらは既存のホイールに履かせて使います。専用ホイールは不要です。
Nexo2.jpg
Nexoの方もパンクしません。中に空気チューブは入っていません。タイヤが削れることはあっても、パンクして平たくなることはないという仕組みです。
普通のホイールと共に使うため、T型のボルトをホイールに挟んでその上からタイヤを履かせます。
Nexo5.jpg
普通のタイヤは中に空気が入っていますが、Nexoは中身がぎっしり詰まっています。その分、重いです。ただ、普通のソリッドゴムタイヤよりは軽いとのことです(下図左がNexo)。素材をゴムにせず、シリコンプラスチックポリマーにしているからということです。
Nexo6.jpg
自転車に取り付けたところです。一見すると普通の自転車ですね。こちらも空気入れは不要です。
Nexo12.jpg

両者の違い

パンクしないというのはいいとして、結局使えばいいのはどちらなのでしょうか。
Nexo(中身が詰まっている方)は、まとめると次の通りです。
・素材が柔らかいので、乗り心地が良い
・ホイールは使い回せる
・取り付けるには最大二人必要
Nexo15.jpg
Ever Tires(穴ぼこ)は次の通りです。
・取り付けが簡単(ホイールごと入れ替えるだけ)
・Nexoより硬いので長持ちする
・乗り心地はNexoの方がよい
 
Nexo16.jpg
乗り心地に関しては、Nexo(中身ぎっしり)は普通のタイヤときわめて感覚が近い、と開発元は言っています。実際にサイクリストに試してもらったところ、違いはほとんどわからなかったとのことです。素材をゴムではなくプラスチック系ポリマーにして工夫したのだと、開発元は言っています。
Ever Tires(穴ぼこ)の方は普通のタイヤより硬い、と開発元は述べています。その分、乗り心地はNexoの方がよいのだと思います。

デメリット

パンクせずに空気入れも不要ですが、デメリットもあります。
Nexo(ぎっしり)は普通のタイヤに比べて、回転抵抗が高いという点です。10%から15%ほど普通のタイヤに比べて高いとのことです。そのため、自転車レースには向いていません。通勤に使ったり、練習用(負荷がかかるので)としては良いと開発元は言っています。

まとめ

お値段はNexo(タイヤのみでホイール無し)が$75(約8,300円)です。現状はアメリカ国内のみの発送です。
EverTireの方は$100です。
2016/12/3まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/1340586869/nexo-tires-and-ever-tires-flat-free-forever

コメント