Sevenhugs(セブンハグズ)は、機器に向けるだけで操作できる、マルチリモコンです。
使い方
Sevenhugs(セブンハグズ)は、リモコンです。
しかし普通のリモコンと違い、テレビに向けると・・
テレビを操作できます。
今度は電気スタンドに向けると・・
スタンドをオンにすることができました。
モードを切り替えることなく、操作したい物に向けるだけでいい、というのがこのリモコンです。
最近は、スマホなどから操作できる機器がでてきました。たとえばPHILIPSのLED電球Hueであったり・・
Googleが買収した、室温コントローラーNestもそうです。
しかし機器の数だけスマホアプリやリモコンがあるのが現状です。確かにスマホ一つでそれら全部を操作できますが、アプリが全部違うので面倒です。機器が増えてくると、スマートホームのはずが、逆にややこしくなってしまった、なんてことにもなりそうです。
それらの機器を、一つのリモコンで、しかも向けるだけで良い、というのがSevenhugsのメリットです。
テレビに向ければテレビをつけることができ・・
スタンドに向ければ、スタンドの電気を消すことができます。これらをいちいちスマホアプリを切り替えて操作していては面倒です。
向けてぱっとボタンを押す場面を見ていると、まるて魔法の杖みたいです。
スピーカーに向ければ、音量を調節することができます。ちゃんとリモコン上の画面も自動で切り替わります。
微妙な位置と角度を認識するので、スピーカーのすぐ隣にあるライトも混同せずに操作することができます。
ドアに向けると、Uberでタクシーなどを呼ぶこともできます。Uberは日本でも使えます。現状対応しているのはUberとLyftです。
Uberで車を呼ぶと、リモコンにはあと何分で来るというのが表示されます。
さらに窓に向けると・・
気温と天気予報が表示されます。なんだかかっこいいですね!
Sevenhugsはセンサー三つがついてきます。これを部屋に設置します。
粘着テープがついているので、剥がして壁に貼り付けます。このセンサーがある部屋でしか使うことができません。
部屋の中には衛星の電波が入らないので、GPSやGLONASSなどで自分の位置を知ることができません。またGPSだと30cm単位の判定は難しいです。また電子コンパスだけだと、角度の測定に微妙なズレが生じやすいです。
そういった問題を回避するためにセンサーの設置が必須なのだと思います。
デモでは、現在位置と微妙な角度の違いが判定できている様子が写っています。ストレス無く操作するためにはこれが重要です。思っているのと違う機器が反応したら、すごくイライラすると思います。
対応している機器は、テレビやスピーカーなどいくつかあります。Smartthingsなどにも対応しています。この手の連携に欠かせない、IFTTTも入っています。操作できる機器は、基本的にはBluetoothかWifiに対応しているものです。
Sevenhugsは赤外線機能も持っており、普通の赤外線リモコンで操作するテレビなどにも対応しています。ただし全てではなく、開発元のデータベースに載っているものに限定されます(テレビごとにコマンドが全く違うため)。ユーザーが手持ちのリモコンを学習させることはできません。
コンセプトの近い物に、SONYのHUISがあります。SONYのクラウドファンディングサイトにも載っていました。HUISの方は電子ペーパーなので画面を表示しっぱなしにできるというメリットがあります。また、日本の電化製品の対応数はHUISの方が多いと思います。
Sevenhugsの方は、モード切替不要という点がメリットです。
まとめ
お値段は$149+送料$35で、$184(約19,700円)です。
2016/12/16まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/901859853/sevenhugs-smart-remote-the-first-remote-for-everyt
コメント
$1M達成で、赤外線学習機能をついかするそうですよ!そうなると、この商品も日本にとっても魅力的な商品になるのでは?
それはいいですね! 開発元がパターン登録するのにも限界がありますからね。学習できるに越したことはないです。
ただ学習させる場合でも全部うまくいくわけではないので、過剰な期待はよくないと思います。