低価格3DプリンターThe Microの開発元が、機能を強化したM3D Proを作成

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M3D Proは、低価格3DプリンターThe Microの開発元が作った新しい3Dプリンターです。

使い方

以前、The Microという3DプリンタがKickstarterに載っていました。3万円台という低価格だったのが、当時大きな衝撃を生みました。


その開発元が今回作ったのが、M3D Proという3Dプリンターです。Proという名前の通りいろいろな機能を強化したバージョンになります。いろいろ強化されていますが、本体価格は$499(約50,600円)とあまり上げていないです。
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第一の改良点は、モーターにセンサーを取り付けることで、物体作成を高速化したことです。
M3D Proの開発元によれば、他の(低価格なFDM型)3Dプリンターは、生成物体の精度を上げるために印刷速度を落としている。それゆえに60mm/秒が限界だ。
一方でM3D Proは、モーターがどれぐらい動いたかセンサーで監視して速度ズレを補正している。これにより速度を落とさずに印刷できる。その結果80mm/秒の印刷速度を達成した、とのことです。33%の高速化というわけですね。印刷していないとき(材料を出していないとき)の移動速度は、120mm/秒とのことです。
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2点目の改良点は、ヒートベッドの消費電力が低いことです。
ABSプラスチックを使って印刷する場合、台座を加熱するヒートベッドという機能を使います。M3Dの開発元によれば、一般的な3Dプリンターは5ワット/平方インチだが、M3Dは0.6ワット/平方インチの電力しか使わないとのことです。
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3番目の改良点は、2年保証をつけるという点です。故障した場合の送料は利用者負担ですが、プリンターの交換や部品代は開発元が持つとのことです。2年というのは長めだと思いますが、前回のプリンターを作った経験を踏まえてそれでも対応できると考えている、のだと思います。
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前回のユーザーから多かった意見には、使い方の説明やガイドを拡充してほしいというものがありました。
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そこで今回はチュートリアルモードがつきました。使える機能が一つずつ増えていくので、簡単なところから初めて徐々に覚えていけるという仕組みです。
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このほか、標準Gコードに対応して専用ソフト以外でも使えるようにしたこと、自社以外のフィラメントにも対応したことなどがあります。
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まとめ

お値段は$499+送料$75で、$574(約58,300円)です。
2016/10/1まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/m3d/m3d-pro-feature-packed-3d-printer-for-improved-rel

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