一瞬で6億円集まったPebble 2は何が変わったのか? わかりやすく解説

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Pebble 2は、スマートウォッチ「Pebble」の後継機種です。
プロジェクトがKickstarterに掲載されるやいなや、一瞬で6.3億円集まりました。まだまだ集まりそうです。

Pebbleとは

2012年、KickstarterにPebbleが掲載されました。普通のスマートウォッチと違って画面表示に電子ペーパーを使っており、バッテリーの持ちがいいというところが特徴です。充電無しで約7日間使えます。
これが非常に受けて、Kickstarterだけで約11億円集まりました。
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Pebbleの成功を受けて作られたのが、Pebble Timeです。Pebbleはモノクロ画面でしたが、Timeでは画面がカラー化されました。
こちらも大好評で、約22億円集まりました。Kickstarterで集めた額としては過去最高で、現在もこの記録は破られていません。
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そしてこれらの後継機種として今回出てきたのが、Pebble 2とPebble Time 2です。
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Pebble 2

まずはPebble 2です。バンドの色は派手ですが、画面はモノクロ表示の電子ペーパーです。しかしモノクロの分価格も安めで、本体価格$99(約10,800円)です。
既にPebbleとPebble Timeを出荷しているので、採算割れしない価格なのだと思います。
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前機種から大きく変わったのは、心拍数センサーです。Pebbleにもサードパーティーの拡張グッズで心拍数を測るものがありました。Pebble 2は、本体の機能で心拍数を測って画面に表示することができます。
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もちろん心拍数だけでなく、歩数を数えて記録する機能もあります。
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水泳の場合は歩数の代わりに、泳いだ距離を記録できます。
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入眠時刻や、体の動きから熟睡度を測る機能もあります。寝るときまで時計をつけるのか?という問題はありますが・・。
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記録した情報をPebbleの小さい画面で見たくない、という場合はスマホアプリから見ることもできます。
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また、音声入力機能も新しくつきました。声で文章を入力してメッセージを送ることができます。ただ何語に対応しているかは書かれていないので、英語のみかもしれません。
Pebble 2はタッチパネルではないので、メッセージを入力しようとすると必然的にこうなるという面もあります。
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Pebble 2は防水になっており、プールでも使うことができます。以前から防水ではありましたが、今回は水深30mまで耐えられるという明確な数値が記載されました。
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Pebble 2の画面でスケジュールを見ることもできます。入力自体はスマホアプリで行います。スマホを取り出さずに見られるというところが利点です。
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機能は増えましたが、充電無しで約7日間とバッテリーの持ちは良いです。毎日充電しなくてもよいというのはメリットだと思います。
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Pebble Time 2

カラー表示板である「Pebble Time」にも今回後継機種が出ました。「Pebble Time 2」です。Pebble Time 2はPebble 2の上位機種となっています。心拍数モニターや音声入力などはPebble Time 2にもあります。
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Pebble Time 2では、画面が53%大きくなりました。大きくなったというのは善し悪しあると思いますが、見やすくなるというのはメリットだと思います。一方でその分ごつくなり邪魔になった、という面もあると思います。
追記: サイズはそのままで、画面部分のみ大きくなったとのことです。コメントでのご指摘ありがとうございました。
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PebbleのUBERアプリを使って、タクシーやUberを使っている車を呼び出すこともできます。
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Pebble Time 2のバッテリーは、約10日間持ちます。
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Pebble Core

今回新しくラインナップに加わったのが、Pebble Coreです。小さなキューブ型です。
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Pebble Coreは身につけて使います。ランニングなどの運動用を想定しています。
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Coreは月額制音楽サービスSpotifyに対応しており、音楽を聴きながら運動することができます。Spotifyは現状、日本ではサービスを行っていません。
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単にスマホを持っていけばいいのではないか? というと確かにそうなのですが、スマホは走るときにかなり邪魔です。ポケットに入れると上下に揺れてうっとうしいですし、腕に巻き付けるのもやはり邪魔です。それなりに重いですし。
Coreだと小さくて軽いので、身につけても邪魔になりません。実際、全く同じ発想のグッズが既にありましたね。
追記: CoreはWifi接続もできますが、別途SIMカードを挿すことで単独で3G接続を行うことができます。これによりPebble Core単独でSpotifyのストリーミングが再生できます。オフライン再生を目的としたMightyにはない機能です。コメントでご指摘いただきました。詳しくはコメント欄をご覧ください
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Pebble Coreでも移動距離を測ったり、ペースを測定したりすることができます。
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AndroidのアプリGoogle Fitにも対応しています。
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アプリ

Pebbleのアプリは現状で約13,000個あります。スマホのアプリ数と比べてしまうとごくわずかな数ですが、健闘している方ではないでしょうか。
ただどういうアプリが13,000個あるのかは、知らないです。例えば時計の針を表示するアプリが山ほどあっても意味が無いので・・。
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まとめ

・Pebble Timeであった音声入力機能をPebbleにも取り入れた、
・心拍数測定など、運動に関する機能を取り入れた
というのが今回の大きな変更点でしょうか。
お値段は
・Pebble Core(ランニング用)が、$69+送料$15で、$84(約9,200円)
・Pebble 2(モノクロ画面)が、$99+送料$15で、$114(約12,500円)
・Pebble Time 2(カラー画面)が、$179+送料$15で、$194(約21,300円)
です。
2016/6/30まで支援受付中です。

コメント

  1. jijy より:

    Pebble Time2 について、寸法は一緒ですが、画面の表示サイズが大きくなっています。ですので、見た目のサイズ感はそのままです。
    Time2 ではベゼル幅が狭くなった分、テキストなどのデータを表示できる範囲が広くなりました。
    Pebble Timeを使い始めて、まだ日が浅いのですが、ファンになったので、Time2 も購入することに決めました。Core含めて楽しみです。

    • 管理人 より:

      そうだったのですね! サイズまで大きくなったのと勘違いしていました。ご指摘ありがとうございます。

  2. taturou より:

    Pebble Core の要は、単体でネットに接続できる点です(LTEではなく3Gですが)。
    なのでスマホと連携せずにSpotifyからストリーミングできます。
    そういう点でMightyとは根本的に異なる発想の製品です。
    また、Pebble Coreは Pebble のハブにもなります。
    Pebble 2 または Time 2と Pebble Core をつなげると、Pebble 2/Time 2 をネットに接続することができます。それにより Pebble の Foursquareアプリから現在地をチェックインしたりできます。

    • 管理人 より:

      ご指摘ありがとうございます。確かにおっしゃるとおりだと思います。
      3GはSIMカードが必要というところまで読んではいたのですが、きちんと書いておくべきだったと思います。
      コメント欄を一読するよう本文に追記します。
      インターネット接続ができれば、Foursquareの他にもいろいろできそうですね。Ingressとか。

      • taturou より:

        記事へ反映していただき、ありがとうございました。
        確かにIngressにも良さそうですね!
        個人的には、こどもの防犯に使えそうだと思いました。
        何にせよ、ネットにつながってプログラミング可能な小型デバイスというだけで心躍りますね♪
        いつも素晴らしい紹介記事ばかりで、更新されるのを楽しみにしてます。ありがとうございます。
        # 自分のコメントを見直すと、かなり堅苦しい感じですね。攻撃的だし。以後気をつけます…スンマセン。