ダイバーに自動でついてきて、手ぶらで動画撮影してくれる海中用ロボット | iBubble(アイバブル)

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iBubble(アイバブル)は、ダイビング時に自動でついてきて、動画撮影してくれるロボット(ドローン)です。
開発元はフランスです。

使い方

手前に写っている黄色の物体がiBubbleです。開発者は「ダイバーの夢のグッズだよ」と言っています。
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iBubbleはスキューバダイビングをする時に使います。ダイバーの後をついてきて、動画撮影をしてくれます。個人で使える水中用ロボット自体は、以前から存在しています。有名なのはこちらです。
水深100mの海底に遠隔操作で送り込む OpenROV Trident
今回のiBubbleが新しいのは、自動追尾機能です。
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iBubbleを持ってドボンとエントリーします。
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するとiBubbleがダイバーの後をついてきて、自動で撮影してくれます。
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ダイバーは手ぶらで潜れて、すごく楽ちんという仕組みです。海の中はすごく身動きが取りづらいので、できることなら手荷物はない方が遙かに楽です。
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iBubble側からみるとこんな風に見えます。魚のいないところでダイバーの後ろ姿だけ撮っても仕方ないですが・・
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もちろんこんな魚の群れも撮ることができます。
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iBubbleは先端部分にGoPro(頑丈なカメラ)を取り付けて使います。iBubble自体はカメラを内蔵していないです。この方がカメラを地上でも使い回せるので、よさそうですね。大型にはなりますが。
推進装置は、前進後退、旋回用の四つのスクリューと、潜行浮上用の垂直スクリューを四つ持っています。垂直スクリューにより姿勢が安定して、カメラブレしにくいとのことです。
ブレの点では、人間がカメラを持つよりもきれいな動画がとれるんじゃないかと思います。人間が呼吸しただけでも肺の空気量が変わって、若干浮き沈みします。うまい人はピタッと安定しますが・・。
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ダイバーはブレスレットを腕につけて潜ります。このブレスレットが出す信号をiBubbleは追いかけます。しかし水の中では電波が通らないのでは・・? と思われたかもしれません。実はiBubbleは音波を使って追跡します。潜水艦のソナーみたいですね。
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ダイバーを追いかけさせるだけではなくて、魚などを撮影したい。そういう場合はまずブレスレットを操作してiBubbleを呼び寄せます。
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iBubbleが来てくれました。これぞロボット的な感じがしますね。
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iBubbleを手で持って動かし、被写体に向けることで撮影できます。iBubbleは撮影用に、ライトまで搭載しています。
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さらに、特定の目標を追跡するモードも持っています。ウミガメの形状を認識して・・・
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ウミガメについていって撮影してくれます。ただ海の中は視界が悪いので、うまくいかない場合も多々あると思います。カメラ追跡モードには過度の期待はしない方がいいと思います。
これが完璧ではないということもあって、ブレスレットで音波通信しているのではないかと思います。
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下の写真はプロトタイプ版のiBubbleです。この時点ではGoProをカバー無しで直接取り付けてますね。ゴツゴツした感じがおもしろいです。
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まとめ

お値段は、$1,299+送料$75で、$1,374(約150,700円)です。
水深10mを超える防水を備えて、精密機器が大の苦手とする塩水に耐えて、音波通信して・・となると、かなり高くなってしまうのもやむを得ないかと思います。風呂場にスマホを入れられる防水と比べると、難易度はすごく高いです。
2016/5/19まで支援受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/ibubble-your-autonomous-underwater-camera

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