太陽光発電で、空気中の湿気から水を作り出す水筒 | Fontus(フォンタス)

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Fontus(フォンタス)は、空気中の湿気から水を作り出す水筒です。
太陽光発電を使うことで、空の水筒に水を満たすことができるという、実現すればなんともすごい道具です。
開発元はオーストリアです。

使い方

Fontusは二つのモデルがあります。水筒型のAIRO(エアロ)と・・
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自転車用のRYDEです。
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AIROは太陽光発電で動きます。カバーの部分が太陽光パネルになっています。
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水を作りたいときはカバーを外し、太陽の光に当てます。
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AIROは、水筒の外から電動ファンで空気を取り込み、さらに取り込んだ空気を冷やします。
空気を冷やすと、空気中に含まれている湿気が水滴となって落ちてきます。これを集めるという仕組みです。
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身近なところだと、冬の窓ガラスにつく水滴があります。窓ガラスは冷えていて冷たいため、空気が冷やされて水滴がつきます。画像出典: Flikr
AIROも同じように空気を冷やすことで水滴を作り、それを集める仕組みです。
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電気を使わずに、透明なビニールを使って太陽の熱だけで行う方法もあります。サバイバルの方法として有名かもしれません。実際にやるのは大変そうですが・・。
電気を使わない方法の弱点は、非常に時間がかかることです。そこを太陽光発電で解決しよう、というのがFontusの今までと違う点です。
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ただ、どうやって空気を冷やしているのかは説明がなくて謎です。図ではフィンのようなものが見えますが、それだけでは冷えない気がします。ペルティエ素子で冷却しているのでしょうか。
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水筒型以外にも、自転車用のRYDEがあります。
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こちらは水筒型と違って、電動ファンがついていません。その代わり、自転車が前に進むときに空気を取り込むという仕組みです。
ファンはありませんが、こちらも太陽光パネルがついています。そこから察すると、やはり電気で冷やしてるんじゃないかという気がします。
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これでどれぐらいの水が作れるのか?という大まかな図が載っています。湿度45%、気温20℃の状態で一時間動かすと、300mlぐらいの水を作ることができる、となっています。
本当に電源無しでこれだけの水が作れるのなら、かなり実用的だと思います。冷却の仕組みが謎、日照条件が不明なので、そこはちょっとあやしいですが・・。
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少しでも荷物を軽量化したいハイカーやサイクラーにとっては役立つかもしれません。ただこれだけで頼ると壊れたときに危険なので、水は別途必要だと思いますが。

まとめ

お値段は$200+送料$75で、$275(約30,400円)です。
2016/05/19まで注文受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/fontus-the-self-filling-water-bottles#/

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