DropboxやGoogle Driveはご存じでしょうか? インターネット上にファイルを置いておくサービスです。オンラインストレージと呼ばれています。
Sherlybox(シャーリーボックス)は、Dropboxのようなことを自分でするための装置です。
なぜわざわざ自分でする必要があるのか、というとプライバシーの問題です。NSAは大規模な盗聴をしていましたが、Dropboxの盗聴はNSAの次のターゲットとして候補に上がっていました。また人によっては、そもそもオンラインストレージを運用している会社自体が信用できないんじゃないか、という人もいるのではないかと思います。
自分でオンラインストレージを運用すればそういう心配は小さくなりますが、面倒です。Sherlybox(シャーリーボックス)なら、オンラインストレージを自分で簡単に作れます。
機能
接続するには、本体のボタンを押してPCやMacからWifiでつなぎます。
Sherlybox(シャーリーボックス)にファイルをアップロードするには、「Sher.ly」という専用アプリを使います。Windows、Mac、Linuxに対応しています。
このアプリでは左側がファイル一覧、右側がチャットになっています。複数人とチャットしながらファイルをやり取りできます。
ファイルの同期は、中央サーバーを介さないで行われます。これにより、サーバーの管理者がファイルを盗聴するという可能性を防いでいます。Skypeのように、PC同士がサーバーを介さずに直接ファイルを転送しているようです。
ファイルの転送は独自の通信方式(プロトコル)を使っており、CIFS/SMBよりも数倍速いとのことです。
内部ではRaspberry Piという小型のコンピューターを使用しています。
まとめ
Sherlybox(シャーリーボックス)は自分でオンラインストレージを手軽に作る道具です。盗聴対策というだけでなく、NASとしても使えます。
2014/7/4まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/sherly/sherlybox-a-private-and-shareable-cloud-on-your-de
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