実際に試してきた! 筋肉を電気で強制的に動かすコントローラーUnlimitedHand

UnlimitedHand14 admin




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筋肉に電気刺激を送り、指を強制的に動かすというUnlimitedHandというものがあります。

日本のスタートアップ企業H2Lが作っている製品で、2015年9月にKickstarterで掲載開始されたものです。
https://www.kickstarter.com/projects/1551369150/unlimitedhand-touch-and-feel-the-game-world

先日H2Lさんのオフィスにお邪魔して実際試させてもらいました。

UnlimitedHandとは

以前も書きましたが、簡単におさらいします。

UnlimitedHandは、筋肉を強制的に動かす機能と、コントローラーとしての機能の二つをもった装置です。

腕に装着した状態でUnlimitedHandにコマンドが送られると・・

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人間に意志に関係なく、指が勝手に上がります。

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その一方で、コントローラーとして機能も持っています。自分の意志で指を動かした場合、その動きを検知することができます。

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UnlimitedHandの用途はいろいろあるのですが、例えばコンピューター内の物を掴む感触が得られる、というのが利用法の一つです。

最近の3D映像は大変リアルになってきており、コントローラーも進化してきています(LeapMotionなど)。しかしコンピューター内の物を触ろうとしても「すり抜ける」というのが今までの機器の問題点です(下図右側)。

そこを補えるのがUnlimitedHandの大きな利点です。

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開発元H2Lとは

開発元H2Lは、東大で生体インターフェイスの研究をしていた方が中心になって設立したスタートアップ企業です。
http://h2l.jp/about/

代表取締役をされている岩崎さんは、以前は大手IT企業や研究機関で働いていました。しかし生体インターフェイスという事業に魅力を感じ、共同創業者とともに会社を作りました。大手企業を辞めて会社を作るというのも、なかなか勇気が要るのではないかと思います。

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「周りからはもったいないと言われませんでしたか?」とお尋ねしたところ、
「周りは起業している人が多かったので、むしろ自然な流れだった」とのことでした。

岩崎さん自身も、元は未踏ソフトウェアでプロジェクトをされていたということもあって、起業に近い環境だったということも言われていました。

2008年 生体情報を用いたチャットコミュニケーション手法の開発
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_1/youth/gaiyou/y-03.html

(未踏ソフトウェア:独立行政法人 情報処理推進機構による、斬新なソフトを生み出そうという試み)

社内の様子

伺った日は、ちょうどH2Lさんの引っ越しの直後でした。まだ片付けを始めたばかりでこれから整理するとのことです。

ハードウェアの試作は岩崎さんを始め、社内でされているそうです。道具箱にはパーツ類がびっしり。たくさんそろえてあるので、いちいち秋葉原まで行かなくてもよく、作業が大変はかどったとのこと。なるほど。

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ハードウェアの試作で近年欠かせない物になりつつあるのが、3Dプリンターです。これもお持ちでした。簡単に好きな形状を作れるというのはやはり強いですね。

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化学系の人にはおなじみのキムワイプ。ビーカーから工具まで何でも拭けてしまう万能ティッシュペーパーです。ティッシュと違って細かい毛羽がつかないところが便利です。

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実際に試してみて

本題のUnlimitedHandですが、実際に自分の腕につけて試してみました。

UnlimitedHandは電気を発生させる長方形の部分と、腕に貼り付けるバンド部分からなっています。

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これが腕に巻いたところ。ぺたっと張り付いています。PC/Macとの接続はBluetoothで行うので、ケーブルは不要です。

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これで実際に試したのですが・・ちょうど指が動いたところの写真がとれなかったです。すいません・・。

ただ、指が自分の意志とは無関係に動いた、というのは本当です。普通は起こらないことなので、ある意味では新鮮な体験です。SFみたいです。

下の写真はKickstarterのプロジェクトページにある動画のものですが、体感的にもこういう感じでした。電気がUnlimitedHandから発生して・・

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指がくいっと曲がります。感想としては「え?動いた??」みたいな感じです。自分では動かしたつもりはないのに、いつの間に??という感覚です。

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応用範囲

UnlimitedHandにはどういう用途があるでしょうか。まず最初に挙げられるのがゲーム用途です。

最近のゲームはグラフィックがかなりリアルになり、実写一歩手前まで来ています。しかしコントローラーは昔からあまり変わっていません。振動機能がついたぐらいで、フィードバックに関してはそこから大きな変化はないと思います。

UnlimitedHandはその点で一石を投じるのではないでしょうか。ゲーム用というのはかなりH2Lも意識されているようで、有名なゲーム開発ツールであるUnityに対応しています。

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さらに挙げられているのが、楽器の練習用です。アルトサックスは指を細かく動かして音を変えますが、口で吹きながら同時に行うというのは初心者にはなかなか難しいです。

そこで指をUnlimitedHandで動かしてもらって、指使いを覚えようというものです。もちろん練習用で、本番の演奏を代行しようというわけではありません。そこまでやってしまうとロボット演奏ですね。それはそれで興味深そうですが。

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他に思いつくのは、手術シミュレーションでしょうか。外科医が手術をできるようになるには、練習が必要です。しかし実際の人体で練習はできません。

そこでUnlimitedHandで手術の練習をすれば、「切ったときの手応え」が感じられるのではないでしょうか。

実際、三菱プレシジョンが手術シミュレーターを出しています(腹腔鏡用)。こういう用途は親和性があるのではないかと思います。
https://www.mpcnet.co.jp/product/lappass/product/index.html

現状は魔法のツールではない

夢はいろいろ広がるのですが、現状では指を自由自在に動かせる魔法のツールというわけではありません。

ただ考えてみてほしいのですが、初期のWindowsにしろ、ジョブズとウォズニアックが手作りしたApple Iにしろ、最初は完璧にはほど遠いものでした。最近の事例だと、初期のAndroidなんかも該当するでしょうか。

UnlimitedHandは今はまだ始まったばかりの段階ですが、これから発展の可能性があると思います。おもしろいアイデアなので、これからどんどん広がっていくといいなと思います。

【参考】Kickstarterで支援時、必ず知っておくべきこと


1コメント
  1. 匿名

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