コウモリのように超音波を発して、視覚障害の歩行を助けるグッズ | BuzzClip(バズクリップ)

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BuzzClip(バズクリップ)は、コウモリのように超音波を発生させて、前方の障害物を検知するグッズです。視覚障害がストレスなく歩けるようにするのが目的です。
一見地味ですが、実はかなり役立つ道具なのではと思います。
開発元はカナダです。

使い方

この器具が取り組もうとしている問題は、腰より高い位置にある障害物です。盲導犬や杖は足もとの障害物を検知できますが、高い位置にある物体には弱いです。
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下の画像右側のように、足元は開いているけど実は胸の位置に木の枝があった、というような状況です。
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そこで編み出されたのがBuzzClip。胸元や腕に取り付けて使います。
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この高い位置にある障害物に対してBuzzClipがとった解決法は、超音波を前方に投げかけるというものです。もし超音波が跳ね返ってきたら前方に障害アリ、ということがわかります。潜水艦のソナーみたいですね。
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障害物を検知すると、胸につけたBuzzClipが振動して伝えます。近づけば近づくほど振動の間隔は短くなり、おおよその距離がどのぐらいかわかるようになっています。
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この方法のメリットは、周囲の明るさに関係なく使えることです。カメラを使って探知する方法だと、夕方や夜はかなり難しくなります。コウモリは真っ暗な洞窟でもぶつからずに飛び回りますが、同じように超音波を使って壁を探知しています。 画像出典: Flickr
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ひとことで視覚障害といっても、全盲の人だけではなく、部分的に見えないという人もいます。緑内障、糖尿病網膜症などです。
杖を持ちたくないという人もいるが、そういう人にも役立つのではないか、と開発元は述べています。
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探知する距離は、1mと2mが選択できるようになっています。状況に応じて使い分けられます。
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充電はマイクロUSB、バッテリーは約10時間持ちます。
過剰反応がどのぐらいあるかはわからないです(少ないか多いか)。あまりに頻繁に振動すると面倒だと思います。ただいずれにせよ、アイデアはかなり画期的ではないでしょうか。

まとめ

お値段は$129+送料$30で、$159(約19,000円)です。
2015/11/22まで注文受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/the-buzzclip-wearable-ultrasound-for-the-blind/x/8276897#/

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