優勝賞金は120万円。モノポリーのハズブロがIndiegogoとコラボしてコンテスト開催

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Hasbro-Indiegogo-Next-Great-Game
モノポリーというボードゲームがあります。この発売元であるハズブロが、Indiegogoとコラボすることになりました。
https://go.indiegogo.com/blog/2015/08/indiegogo-and-hasbro-are-searching-for-the-next-great-game.html

アイデアコンテスト

ハズブロがボードゲーム(パーティゲーム)のアイデアコンテストを開催します。その中からファイナリスト(最終候補者)が5人選ばれ、各自がIndiegogoで自分のプロジェクトを掲載します。これにより、プレイヤーが本当にお金を出すようなアイデアなのか世に問います。なおグループでの応募も可能です。
Indiegogoのキャンペーン期間終了後、ファイナリストの中から優勝者が1名、ハズブロにより選ばれます。優勝者には賞金1万ドル(約120万円)が授与されます。
優勝者はハズブロ本社に行き、アイデアを実際のゲームとして販売できるよう、ゲーム開発チームからアドバイスを受けます。製造、流通、宣伝などに関するアドバイスです。交通費はハズブロ持ちです。

注目点は

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アイデアコンテスト自体は珍しいものではありません。いろいろな業界で行われています。今回の新しい点は、クラウドファンディングでアイデアの善し悪しを評価する、という点です。
優勝者を選ぶのはハズブロですが、クラウドファンディングの結果を参考にするはずです。そうでなければ、わざわざIndiegogoを使う理由がありません。
クラウドファンディングは、いわば「リアルマネー投票」とも言えるシステムです。消費者がこれは欲しいと思わなければ、クラウドファンディングでお金は集まりません。ある意味、身銭を切った投票システムです。
それゆえ、ここでアイデアが受ければ実際の市場でも売れる可能性が高いのではないか。ハズブロはそう考えているのではないでしょうか。

応募する必要性

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なおファイナリストに選ばれゲームをIndiegogoに掲載しても、報酬商品(Tシャツ等)の発送責任はファイナリストにあります。ハズブローはそのことを明記しています。その代わり著作権などは、アイデアを考えた人が持ちます。
しかしそうなると、最初から自力でIndiegogoに載せればいいのではないか?という疑問も沸きます。手伝ってくれないのなら、そもそもコンテストに応募する必要もないのでは、というわけです。
このコンテストのメリットとして、有名企業であるハズブローが特設ページで取り上げてくれる、ということがあります。完全に自力でキャンペーンを行うより、注目される可能性は格段に高くなります。さらに優勝者は120万円もらえて著作権も自分持ちなので、損はしない話です。

まとめ

・ハズブロがアイデアコンテストを開催
・ファイナリストはIndiegogoに自力で掲載する
・Indiegogoを使い、消費者にアイデアの善し悪しを判断してもらい、参考にする

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